2009年6月19日 (金)

「2009 “コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第32回大会」ヤマハ参戦休止

以下のプレスリリースがとうとう流れてしまった。

2009 QTEL FIM世界耐久選手権シリーズ第4戦“コカ・コーラ ゼロ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第32回大会参戦の休止について

http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/race/release/2009/015/index.html

ヤマハ発動機株式会社は、7月26日(日)三重県・鈴鹿サーキットで決勝が行なわれる「2009 QTEL FIM世界耐久選手権シリーズ第4戦 “コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第32回大会」について、現在の当社を取り巻く経営環境を鑑み参戦を休止します。

なお、トップサポートチーム「YSP・レーシング・チーム」につきましては、全日本ロードレース選手権に引き続き参戦致します。

今後とも、ヤマハチームへのご声援をお願い致します。

先日の鈴鹿8時耐前哨戦の鈴鹿300kmは中須賀選手は事前テストだけの参加で、結局、レースには出場しなかった。
そのためある程度覚悟していたとは言え、まさか本当にこんな事態に陥るとは・・・。

信じられない。
なんて悲しい時代になったのでしょう。

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2009年6月 3日 (水)

「Windows 7」は10月22日発売!

マイクロソフト(米)は6月2日の同社の公式ブログで「Windows 7」の一般発売を2009年10月22日に決定したと発表した!
http://windowsteamblog.com/blogs/windows7/archive/2009/06/02/the-date-for-general-availability-ga-of-windows-7-is.aspx

既に国内も法人向けサービスとして「Windows 7 Enterprise」のインストールディスクを先行優待キャンペーンも始めている。
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/enterprise/campaign/default.mspx

法人向け先行優待プランは3つ。

プラン1
これから新規に「Windows Vista Business」搭載のPC購入者が2009年6月30日までにソフトウェア アシュアランス(SA) を優待価格¥12,000で購入した場合「Windows 7 Enterprise」インストール ディスクをプレゼント。

プラン2
2008年8月1日までに「Windows Vista Business」もしくは「Windows XP Professional」搭載のPC購入者が2009年6月30日までにソフトウェア アシュアランス(SA) を優待価格¥12,000で購入した場合「Windows 7 Enterprise」インストール ディスクをプレゼント。

プラン3
2008年7月31日までに「Windows Vista Business」もしくは「Windows XP Professional」搭載のPC購入者が2009年6月30日までにアップグレード ライセンス+ソフトウェア アシュアランス (SA)  を20%割引価格¥28,500で購入した場合「Windows 7 Enterprise」インストール ディスクをプレゼント。

但し、法人向けの「Windows 7 Enterprise」インストール ディスクの提供時期は2009年6月3日時点で、まだ明らかにされていない。

しかし、これで、大きなトラブルさえなければ「Windows 7」を年末商戦に間に合わせられる事になった。
だが「Windows Vista」にさえ然程、必要性を感じなかった多くのユーザーが「Windows 7」に必要性を見だせるのだろうか?

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2009年5月18日 (月)

新型インフルエンザ・GWシャッフル・パンデミック。しかし、今後は冷静な対応を!

2009年5月18日現在、大阪・兵庫で新型インフルエンザの感染者が拡大している。
大阪府は既に最低7日間の府内の全ての中学・高校の休校を決め、更に兵庫も県全域の県立学校を22日まで臨時休校を決め、その他、企業の出張自主規制など、様々ところに影響も出始めている。

国と厚生労働省は水際作戦に徹していたが、そんな付け焼刃的な処置は難無く突破されてしまい、海外渡航経験の無い人々からも新型インフルが検出されてしまうに至った。

しかし、考えてみれば、目先のバラマキ定額給付に踊らされ、ETC1000円サービスに踊らされ、GWの大型連休で、既に多くの人々がもうシャッフルされてしまっている訳だ。
もう、大阪・兵庫だけでなく、何時何処で大規模発生が起きてもおかしくない状況が作り上げられてしまっているのではないか?。

楽しい事の少ない、今のこの国でGWの大型連休の身近な旅行は庶民にとって唯一の息抜きであったのだろうが、やはり、国や厚生労働省も、我々国民ももう少し先を見越した行動を行うべきではなかったか?
新型インフル=他人事・・・という意識がどうも我々にも蔓延していたような気がするのだが。
目先の享楽や利益に目が眩んだものの、今後の感染拡大阻止のための様々な規制や自主規制で社会生活に支障が生じ、結果、大きな経済的損失となるかもしれない。

新型インフルエンザ自体は今のところ弱毒性であり、タミフルなどの投与で適切な処置を行えば、現状では然程重い症状に陥ることなく対応が出来る。
感染者がマスクをする事で他者への感染予防には効果があるので、自身の感染を想定しての早期のマスク着用は意義があるであろう。
うがいについては感染直後約10分以内で体の粘膜より体内にウィルスは取り込まれてしまうので、その間にうがいをするのなら効果があるそうだが、それ以外は効果はほとんど喉を多少潤す程度で、実際にはほとんど効果はないそうだ。
10分置きに延々とうがいするのは現実には無理だが、まぁ、うがいをしないより、する事にこした事は無い。

しかし、なによりも手洗いによる消毒! 
加湿によって感染力を落としておく事も一般家庭で出来る事であろう。 

尚、新型インフルエンザが一旦、今年の夏季に収束しても、また秋冬はこれまで以上に充分な注意が必要となるであろう。
早期のワクチン大量開発とタミフルなど治療に効果ある薬品の更なる備蓄など国家レベルでの対応も求められるが、どうなるので、あろうか

いずれにしても、風評被害に惑わされず、パニックに陥る事無き様、我々自身も冷静な行動を行わなければならない。

後は新型インフルエンザが悪い方へと変異しない事、別の新型インフルエンザのパンデミックが起きない事を祈るばかりだ。

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2009年5月 5日 (火)

「桑田佳祐の音楽寅さん MUSIC TIGER」ソラミミ『アベーロード』でGW平和ボケ日本へ鉄槌!&田村英理子のエロさはエコには疑問だが少子化を救う!

2009年5月4日、今年の大型GWも、もう後半・・・多くの人々が旅行先からの帰途につく最中の夜・・・
フジテレビ系列で・・・

「桑田佳祐の音楽寅さん MUSIC TIGER」ソラミミ『アベーロード』

が放映された。

先週の「桑田佳祐の音楽寅さん MUSIC TIGER」で作った新テーマソング「HONKY JILL~69(あいなめ)のブルース~」(『HONKY JILL』は『本気汁』の『ソラミミ』ね!)も傑作だったが、今週も地上波ハイビジョンで録画しといてホントに良かったー!

今週の「桑田佳祐の音楽寅さん MUSIC TIGER」では・・・
なーんと、ビートルズのあの名アルバム『アビイ・ロード』に収められている名曲の数々の英語歌詞を『ソラミミ』として桑田さん独自の感性で日本語歌詞に置き換え、今のこの病んだ世相を見事なまでにブッタ切ってくれた!

この番組の収録が何時行われたのは定かではないが、放映日当日は奇しくも、常に反骨の意思を忘れず青春と社会と人生を挑発し続けた忌野清志郎の告別式が執り行われた日でもあった。
様々なミュージシャンが年齢とともに社会に折り合いを付けながら下野する時代、忌野清志郎という稀有な才能を失った事は本当に悲しい出来事だった。

しかし、なんというタイミングなのだ!
桑田佳祐は忌野清志郎の弔いの夜に見事なロックで応えてくれた。

オープニングで、ビートルズの『アビイ・ロード』のA面1曲目「Come Together」を「公明党BROTHERS」と『ソラミミ』で揶揄し、自公の歪な政治を一刀両断!
その後も桑田さんから繰り出されるソラミミ『アベーロード』は民主党、霞が関官僚、共産党、森・小泉・安倍・福田・麻生首相、世襲政治、土建土木国家、世襲政治、堕落し腐敗し凋落した世界経済、テロ&戦争、北朝鮮、裁判員制度、雇用問題、地球環境破壊・・・等々に矛先が向けられ、バッサリ!やってくれました!
この虚しい時代の空気を胸の空く様な見事な『ソラミミ』歌詞でブッタ切ってくれた!
桑田さんの歌もさることながら、演奏もご本家の『アビイ・ロード』をリスペクトした素晴しい演奏だったしねー!
エンディングのユースケ・サンタマリアのイヤミーな一言も良かった!

いや、しかし、分かっちゃいるが、ホント凄げーな、桑田さん!
桑田さんがどんだけ凄いのかはこれまでサザンの活動や桑田さん個人の活動の中で、充分に知り尽くしていたつもりだったが、また、ひとつ桑田さん飛び抜けちまった感がある。
今際の(忌野)際を乗り越えた清志郎さんも、『日本のロック魂まだまだ死せず』ときっと天国で喜んでると思うよ。

実は裏番組、NHK総合デジタルで、エコ特番「立体生中継・地球LIVE. 地球の肺 森と海に迫る危機」の第2部をやっていた。
これがまた宇宙ステーション滞在中の若田さんとの生中継など素晴しい映像も流していた。
だが、何よりブッ飛んだのがバハマから生中継に参加していた今やハリウッド女優となった田村英理子の確信犯的エロ衣装!

田村英理子が登場する度、ネット上の男どもは暴走し、間違いなく、男どもの荒い鼻息で、二酸化炭素の排出量を著しく上昇させるという結果的にはエコなのかエロなのかなんだかよく分からんようにな番組になってしまうというこれまた凄い番組をやっていた。
田村英理子の中継が切れてる時間、ライブでのネット上の書き込み見たら・・・

「もう、地球なんてどうでもよくなった! 田村英理子!早く!出せー!」

・・・という書き込みが!
もう大爆笑!でも、その気持ち、男ならよーく分かるぞ!

こちらもW録画していてホント良かった!(エロオヤジですまん!)
Panasonic ブルーレイレコーダーDMR-BW900よ!高画質W録画機能を有難う!

いやいや、でも、この男の性の本能を擽るようなエロっていうのは実は大切なのだよ!
確かにエロがエコに厳しいのかについてはもう少し検証の必要があるとは思う。
でも、少なくとも、エロなくんば少子化解消は絶対に望めないからねー。

草食系男子たちよ、桑田さんのロックと田村英理子エロを煎じて飲みたまえ!

何だか色んな意味でパワーを頂戴した素敵な月曜日の夜のヒトトキでした!

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2009年4月13日 (月)

「キナ臭い感じ。」・・・「北野誠」の芸能活動中止の理由ってなんなのかね?

北野誠無期謹慎、ラジオで芸能関係者中傷
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20090411-481493.html

北野誠、芸能活動休止…ラジオで不適切発言
http://www.sanspo.com/geino/news/090412/gnd0412000-n1.htm

北野誠さんのブログが消滅
http://takeuchi2.otaden.jp/e31854.html

これらは、一体、何なのかね。

1988年から始まった「北野誠」のラジオ番組・大阪・ABCラジオ「誠のサイキック青年団」」がまず、2009年2月22日放送分で、同年3月29日の放送をもって終了をが発表。
ところが、2009年3月8日放送分で前倒しで、突如、打ち切り。
この最終回放送事、「北野誠」は番組関連イベントも無くなったしまったお詫びとチケット払い戻しの告知を終えた後、突如、嗚咽を上げて泣き出している。
確かに「皆さんに申し訳ない」と言いながら、泣いているのだが、この部分を聞いても、「北野誠」自身が早急に社会的責任を負わされるべき、不適切な事を自身が引き起こして謝罪しているという雰囲気ではない。
悔しさ、それも、その理由さえ述べれられる事が出来無い悔しさに満ちて、男泣きしている。

「誠のサイキック青年団」Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%A0%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E9%9D%92%E5%B9%B4%E5%9B%A3

2009年4月13日月曜日午後1時時点、このWiki自体「現在、削除の方針に従って、この項目の一部の版または全体を削除することが審議されています。」・・・となっている。

「北野誠」の所属する「松竹芸能」のHPでは2009年4月13日月曜日午後1時時点、何の説明もなされていない。
「松竹芸能」HP「4/4(土)北野誠書籍出版記念サイン会中止のお知らせ」
http://www.shochikugeino.co.jp/topics/2009/03/post-235.html
では、「諸般の事情により中止」とだけだ。

たかが、毒舌関西タレント「北野誠」の芸能活動中止という、一見どうでもいいニュースに思えるが、数多くのレギュラー番組を全て降ろし、何の理由も明かされず、「北野誠」の居た場所に別の人間が座っている事に関しても、何の説明も無い。
ちょっとこの事態は異常だろ。普通に考えて。
「北野誠」の発言に起因する事だけ、臭わせて、一般の視聴者や聴取者に対し、ラジオもテレビも何の説明をしない。
ほぼ完全スルーだ。

間違い無く、一人のタレントを抹殺に近い状況に追い込んでいるよね。

2009年4月13日月曜日午後1時より、「北野誠」パーソナリティを務める・・・
CBCラジオ「ごごいち」
http://hicbc.com/radio/gogoichi/index.htm

・・・が、始まった。
まずは・・・謝罪!。
今回の原因は他局でのラジオでの不適切発言が原因で、謹慎処分の件については「北野誠」と所属事務所「松竹芸能」によって自主規制的な判断である事を強調した。
尚、この番組は4月一杯はパーソナリティを担当し、そして、この番組を降板する事を告知した。
次に、番組宛て、「北野誠」宛てに寄せられた、激励や温かい言葉のメール、FAXに感謝した直後、また男泣き。
「北野誠」はその後、努めて平常を装いながら当たり障りのない番組の通常のコーナーを熟し続けている。(午後2時過ぎ時点)

結局、何の説明もなさていない。

TBSラジオ「ストリーム」しかり、ある人々にとっては毒だったかもしれないような番組が、突如として終わる。

今、ネット上では様々な噂が飛び交っている。

真実は何処にあるのか分からない。
しかし、これはもう、いちタレントの不適切発言による自主謹慎という問題ではないだろう。

コラムニスト「勝谷誠彦」氏も本日、4月13日午前の有料配信メールにて、次々と番組が「嫌な消え方」をする事と「北野誠」の芸能活動中止の問題に触れ、「嫌な感じ」と評した。
何度も、このブログで発言しているが、私は「勝谷誠彦」氏の配信メールを購読しているが、「勝谷誠彦」氏の全ての意見に与する立場では無い。

それでも、私自身も「本当に嫌な感じ」がする。
何だろうね。この「キナ臭ささ」・・・。

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2009年4月10日 (金)

天皇皇后両陛下金婚式(ご結婚50年)のお言葉を読み、「全国映画興行ランキング(2009年4月4日~5日)」を見て思うこと。

まずは、全国映画興行ランキング(2009年4月4日~5日)である。

全国映画興行ランキング(4月4日~5日)

興行通信社調べ

前週作品名配給会社公開日公開週
1 2 ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史 東宝 2009/3/7 5
2 1 ヤッターマン 日活/松竹 2009/3/7 5
3 3 ドロップ 角川 2009/3/20 3
4 4 マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと FOX 2009/3/27 2
5 7 映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合! 東映 2009/3/20 3
6 6 相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿 東映 2009/3/28 2
7 5 ワルキューレ 東宝東和 2009/3/20 3
8 8 マダガスカル2 パラマウント 2009/3/14 4
9 NEW ザ・バンク -堕ちた巨像- ソニー 2009/4/4 1
10 NEW トワイライト~初恋~ アスミック・エース/角川エンタテインメント 2009/4/4 1

こりゃ、何だ?
確かに年度替わりの節目の時期で、尚且つ、春休みだし、普段映画館に足を運ぶ事の中々出来ない、子供たちやファミリーがより多く、映画館に足を運ぶ時期でもある。

1位、2位、5位はテレビ・アニメの映画版やテレビ・アニメの実写版。
3位はお笑い「品川庄司」の品川ヒロシが、原作小説とコミックで出版した「ドロップ」の映画化。品川ヒロシ自ら脚本・監督+イケメン俳優出演。
4位は日本人大好きペット・ムービー+デート・ムービー+コメディ+プチ感動の「犬」映画。
6位は大人気ヒットドラマのスピンオフ。
7位にやっと洋画が登場! ありがたや、トム・クルーズ印。
8位はハリウッド製大人気CGアニメの続編。
9位はつまらない邦題に変えられてしまったサスペンス&アクション洋画。
10位は若いカップルへ最適なデート・ムービー! イケメン・バンパイア+ロミオ&ジュリエット(吸血鬼バージョン)。

いやね。それぞれの映画に実際には沢山の魅力と面白さはあると思いますよ。
そういう中にも、沢山の新たな才能の可能性と、後に傑作と呼ばれるようになる作品が生まれる可能性もあると思います。
エンタメを装い、痛烈な社会風刺を盛り込もうとする作品がある事も確かです。

でも、ここに並んだ映画のアイコン、あまりにも分かり易くないですか?
我々はその、分かり易すいアイコンにただ乗っかっていれば、いいのでしょうか?

だって、近くのシネコンは分かり易いアイコンの映画しかやってないんだもん! 仕方ないじゃん!
こういうご意見があるなら、本当に仰せの通りです!

今の日本の状況、経済・政治・社会・・・何もかも酷いですよね。
でも、これってみんな自分たちの責任ですよね。
胡散臭い連中の分かり易いアイコンに乗っかて、思考停止した来た結果が、これじゃぁ、なかったんでしたっけ?

2009年4月10日、天皇皇后両陛下が金婚式(ご結婚50年)を迎えられた。
4月8日、ご結婚50年を前に記者会見で語られたお話。

http://www.asahi.com/national/update/0409/TKY200904090267.html

私は俗に言う「右巻き」でも「左巻き」でもない、また、この記者会見の内容を「夫婦や家族や友人どうしがこのお言葉を共有してはどうか」と配信メールで進めて来たコラムニスト・勝谷誠彦氏の全ての意見に与している訳でもない。
今、ここで、安直に日本国憲法や天皇制について論ずるつもりもない。

しかし、記者を前に天皇皇后両陛下がお話されたお言葉は本当に地に足が付いていると感じたのだ。
我々が、この厳しい時代に於いて、忘れ掛けている様々な事を率直なお気持ちで述べられていると感じたのだ。

是非、皆さんも、ご一読頂き、思考停止せぬ時代を、我々、自身の手で、どう再構築すればについて、考えて見ませんか?

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2009年4月 9日 (木)

TBSラジオ「小島慶子キラ☆キラ」で「小島慶子イラ☆イラ」? 中年のオッサンはもっとイラ☆イラ!

コネタマ参加中: 春なのに・・最近イライラしたことって何?

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2009年4月 2日 (木)

『奥歯に物が挟まった感じ』が延々と続く・・・TBSラジオ「小島慶子キラ☆キラ」

また、TBSラジオ「小島慶子キラ☆キラ」ネタですまない。

2009年4月1日現在、地元県立高校「清峰高校」野球部が第81回春のセンバツ高校野球で、素晴しい活躍を魅せてくれる真っ最中なので、確かに今一つ、気乗りせず聴いているTBSラジオ「小島慶子キラ☆キラ」ではある・・・。

小島慶子アナはまあ、いつものあの調子でやっている感はある。
Mの男は堪らんかもね。俺は違うけど。

日替わりパートナーは、2009年4月1日水曜日までに・・・
月曜:ビビる大木
火曜:神足裕司
水曜:宇多丸
まで、終わった。
政治ジャーナリスト・上杉隆氏も火曜日のコーナーゲストコメンテーターとして出演した。

本当にビビっている『ビビる大木』は別にしても・・・『神足裕司氏』、『上杉隆氏』、『宇多丸氏』が既に出演したのだが、なーんか『奥歯に物が挟まった感じ』なんだよなぁ・・・。
特に宇多丸氏! 土曜日の夜の元気はどうしたん?

取り敢えず、Podcast配信(ポッドキャスト配信)とRSSも始まった。
・・・が、始まって3日目の4月1日にトラぶっちまった!

http://www.tbsradio.jp/kirakira/2009/04/post-3.html
「四月バカ(April Fool's Day)」ではなく、本当に更新が出来ていない!

「放送後記 4月1日(木)念のためショッピング」と曜日も間違えなさっている。
確かに「ストリーム」の時も何度もPodcast配信(ポッドキャスト配信)の曜日を間違える事あったからたいして気にはしてないけど。

しかし、「ストリーム」のPodcast配信「コラムの花道」と「ニュースさかさメガネ」はジャーナリズムの新たな発信源として、メディアの新たな展開の在り方として、ネット上の著作権の諸問題があるにしても、ラジオ・ジャーナリズムとネット・ジャーナリズムがシームレスとなるひとつの指針を示してくれていた。
それは新しいジャーナリズムの登場を感じさせたし、日頃、垂れ流しにしてしまうニュースを精査する必要性を何度も教えてくれたモノであった。

小西克哉さん! 「荒川強啓ディキャッチ」火曜日ディ・キャッチ・プロファイリング! 聴きましたよー!

「ストリーム」と「小島慶子キラ☆キラ」を比較する事自体、然程、意味が無いという事も分かっている。

だけど・・・だけど・・・ねぇ・・・ホントに何とかならないのかねぇ・・・。

トヨザキ社長こと、豊崎由美さんと永江明さんのお声も聴きたくなったなぁ・・・。
お二人のおかげで幾つもの素晴しい本に出会う事が出来ました!
特に豊崎由美さんにはもっともっと真のおバカ小説家・渡辺淳一を弄り倒して欲しかった!(苦笑!)

大槻ケンヂの「ムー」&「格闘技」ネタもまだまだ聴きたかったし、大竹聡さんの「酒とつまみ」ネタ(タモリ倶楽部で会えるか!)もたまんなかったなぁ。
阿曽山は本当に裁判所をさすらっているのかなぁ・・・。

小西克哉さん!

「小西克哉イラ☆イラ」

タイトルはこんな感じでも、何でもいいんで、早く公式サイトの立ち上げと、「ストリームの子供たち」に出演して頂いて、有料で結構ですんで、ネット配信宜しくお願い致します!

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2009年3月30日 (月)

「ちょっと~これ必要なの?」TBSラジオ「小島慶子キラ☆キラ」

前回ブログに記載したがTBSラジオ3月27日を持って「ストリーム」が終わった。

代わって始まったのが「小島慶子キラ☆キラ」
http://www.tbsradio.jp/kirakira/2009/03/post-2.html

TBS局アナ小島慶子さんは「久米宏のラジオなんですけど」がここ最近、面白かったし、以前、担当されてた夜の「アクセス」の時も良かったし、「ストリーム」が終わっても、局アナでも、彼女なら多少は何とかしてくれるかもと思ってはいるのだが・・・。

パートナーは日替わりだ。
月曜:ビビる大木
火曜:神足裕司
水曜:宇多丸
木曜:ピエール瀧
金曜:水道橋博士

Podcast配信(ポッドキャスト配信)もありそうなのだが、まだRSSもリンクも貼られていなかった。

今日、3月30日は月曜日なので『びびる大木』がパートナー。
今日の企画のメッセージ・テーマは・・・

「ちょっと~これ必要なの?」

『テーマは「ちょっと~これ必要なの?」ということで、
皆さんが日常生活を送っていて「本当に必要なのか疑問なもの」を大募集。
たとえば...
◆いろんなサービス。
◆アレについているアノ部分。
◆あの集団にいるアノ人。
◆ずっと続けている、この習慣。
ほか、ありとあらゆる「これ、要らなくね?」というモノ。
スタジオで、あーだこーだ言いながら、何か結論めいたものを出せたら良いなと
考えています。
初日のパートナーは、ビビる大木さん!
はじめまして、こんばんみ~』

だそうです。

仕方なく聴いてまいましたよ。
しかし、ホントにどうでもいいメッセージ・テーマで、ユルサにも程がある。
兎に角、今日の番組は私には全くダメだった・・・。
正直、続けて聴く気がかなり失せた。

まだ初日なので、確かにちょっと可哀想かなという気持ちもある・・・
しかし・・・

「ちょっと~これ必要なの?」

・・・という言葉はそのままこの番組にお返ししたくなりました。

明日のメッセージ・テーマは
「プチ勇気」
だそうです。
何だか、どうでもいいや。もう・・・。

それでも、取り敢えずは、宇多丸とピエール瀧と水道橋博士には期待しよう・・・。
それに「ストリーム」の火曜日「コラムの花道」担当・映画評論家・町山智弘氏が金曜日に出演する事と政治ジャーナリスト・上杉隆氏の火曜日出演は決まっている事がアナウンスされたし、最終的な判断はもう少し、待ってあげよう。
前向きで優しいなぁ、俺は。

そうそう、「ストリーム」のパーソナリティ、小西克哉さんは「荒川強啓デイキャチ」の火曜日のコメンテーターでレギュラーでの出演が決まっている。
名物・武田記者はいきなり3月30日は月曜日、「荒川強啓デイキャチ」のオープニングにご出演!
しかし、マッピー(松本ともこさん)は先週、「ストリーム」最終回のエンディングであんなに泣いちゃって、相当悔しそうだったし、今日はどうしているのかなぁ・・・。

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2009年3月27日 (金)

さらばTBSラジオ「ストリーム」!

2009年3月2日月曜日、TBSラジオ平日お昼の帯番組「ストリーム」が3月27日金曜日を持って終了する事が番組内で発表され、今日、最期の日を迎えてしまった。

http://www.tbs.co.jp/radio/st/
TBSラジオ「ストリーム」公式サイト
http://www.tbsradio.jp/st/2009/03/32_6.html
番組からの大事なお知らせ(番組終了を知らせるお知らせ)
(上記サイトもすぐクローズしてしまうようだ)

2001年10月よりスタートし、2004年春にリニューアルされ、現在の形態となったこの良質な番組の突然の終了は、多くの聴取者の憶測を呼んだ。
メインパーソナリティの国際政治学者・小西克哉氏とマッピーこと松本ともこさんは上記の「番組からの大事なお知らせ」で次のようにおっしゃった。

「我々は勿論続けたかったんですけども、我々の思いとは裏腹にね…ラジオ業界全体や「ストリーム」を取り巻く環境が、それを許してくれなかったと言う事で、致し方ないと。今までストリームを応援して下さった皆さんに対しては申し訳ないんですけども、7年半非常に、短いのか長いのかは分かれますけれでも、ホントに我々からの心からの感謝をここで申し上げたいと思います。」

確かに予算的に厳しくなったのも理由のひとつであろうが、様々な識者やコラムニストがこの番組内で本音で話をする事が自体が許されなくなったというのが最大の理由なのではないか?
その事は「ストリーム」終了が発表になってから、これまで、ネット上で繰り広げられた憶測や謀略史観とイコールなのかどうなのかは私も良く分からないが、小西克哉氏が『「ストリーム」を取り巻く環境が、それを許してくれなかった』とハッキリ述べられている以上、予算だけの問題では無かったのも事実なのだと受け取らざろう得ない。
確かにTBSテレビは遥か昔にメディアとして死んでいたが、TBSラジオ「ストリーム」は多少の意見の偏りがあろうと、それを一つの見解として臆することなく、堂々と放送をしていたし、また自浄作用も本当にうまく機能していた稀有な番組であった。
政治、経済、社会、文化、サブカル、スポーツ、芸能・・・様々な分野において、ありきたりの見解ではなく、その裏側に存在するものを炙り出そうと、真摯に取り組んでいた。
ニュースや話題を垂れ流しにするのではなく、市井の人々も、頭を使って、それらの発信情報を受け止めろと!と常に喚起を促していた。
垂れ流しの情報を精査する事をこの番組は何度も教えてくれた。

そんな素晴しい番組をTBSは殺したのだ。
本当に、無念でならない。

私は九州の地方都市在住だが、Podcastだけでなく、ネットを駆使し、「ストリーム」はこの1,2年年、ほぼライブで聴く時間が多かった。
母の在宅介護をしながら、家事や仕事をしながら・・・「ストリーム」は私の傍にあった大切な番組だった。

最後に・・・
「ストリーム」番組パーソナリティの小西克哉さん、マッピーこと松本ともこさん、そして、番組スタッフの皆様、本当にご苦労様でした!
御二方、そして、番組で様々なご意見や情報を提供して下さったコーナー・レギュラーの皆様、そして、これまで様々な圧力に耐え、この素晴らしい番組を支えていらしたスタッフの皆様もご苦労様でした!

水曜日「コラムの花道」のコラムニスト勝谷誠彦氏がおっしゃっていた通り、出演者、スタッフの皆様、そして、我々と同じ聴取者の皆様とも、きっと「ストリームの子供たち」として、また、いつかどこかで、再び、出会える事を信じております。

本当にありがとうございました!

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2008年12月 6日 (土)

★お詫び★「【悪質な資格商法】『日本経営経理指導協会』主催『労務管理士』の価値なし民間資格取得講座に騙されるな!」の記事に対し、一部事実無根の誤った内容の記事を記載しました

お詫び

私はこのブログ内の下記リンクの記事におきまして、一部事実無根の誤った内容の記事をしてしまいました。

「【悪質な資格商法】『日本経営経理指導協会』主催『労務管理士』の価値なし民間資格取得講座に騙されるな!」
http://wildoldboy.cocolog-nifty.com/wild_old_boy/2007/06/post_6d63.html

上記、記事のその誤った部分を再度、抜粋させて頂きます。
一部、伏字にしているところがございますが、私の誤りでご迷惑を掛ける可能性がある
ので、伏字と致しました。

以下、抜粋部分。

>調べてみると、上記の住所には空調、冷凍設備の設置に係る作業 業務全般を行う企業
>『有限会社 高忠設備工業』
>なる企業が存在している事が判明したが、こちらの代表電話番号はXXXX-XX-XXXX
>となっており、『日本経営経理指導協会九州総支局』なるものの電話番号とはまったく
>違う。残念ながら両者の具体的な関連性を確認する事はできなかった。
>確かにこちらの「地図」の上空写真を確認すると近隣の住居などと比較すると、一般
>住居のようではなく、建物の形状からしてもマンション、アパートの類ではなく、
>いかにも地方地場中小企業といった感じである。
>しかし、『日本経営経理指導協会』の折り込みチラシの内容見ていて、気になった事
>があった。
>『特典』と記載された中に・・・
>『◇別府温泉に保養所「泉南荘」があります』
>の記述があるのだ。

>調べてみた。
>別府市に「泉南荘」というのはひとつしかなく、住所は・・・

>別府市鉄輪東2
>0977-67-2983

>そう!地図で確認して頂くとわかるのだが、住所の・・・
>「別府市鉄輪東2-1」と「別府市鉄輪東2」は隣接地なのである。
>また、「MSN電話帳」の地図には「日経協保養所 泉南荘(協はママ)」と記述
>されているのである。
>尚且つ、『日本経営経理指導協会九州総支局』のお隣でもある訳だ。
>『有限会社 高忠設備工業』と『日本経営経理指導協会九州総支局』も密接な
>関係があるのも確定的だね。

以上、抜粋終わり。

上記、内容におきまして・・・
『有限会社 高忠設備工業』様の記載内容におき、『有限会社 高忠設備工業』様の
サーバーサービスを行っていらっしゃる企業より、下記のようなご指摘を受けました。

下記、直接メールにてご指摘を受けた内容です。

『 下記ページを拝見させていただき、ご連絡させていただきました
http://wildoldboy.cocolog-nifty.com/wild_old_boy/2007/06/post_6d63.html

弊社は大分市内でサーバサービスを行っています
上記記事に掲載されています高忠設備は弊社のユーザ様なのですが、
当該社長よりまったく関係のない記事と社名がリンクされているとの事で、
問い合わせを受けました

まず、高忠設備は業務用空調取付などの業務を行う一般の企業です
所在地は上記サイト記載の通り「別府市鉄輪東2-1」ですが、これは
事務所+自宅の併用住宅です

またこの地区一体の住所が「別府市鉄輪東2-1」となります
別府市の場合一部の地区を除きブロックごとに統一の住所を使っています
googleマップ等ご覧いただくとわかるとおりこの辺りは鉄輪温泉街より少し
下った場所で、一部温泉施設を除けば戸建住宅・アパート地です
http://maps.google.co.jp/maps?ie=UTF8&hl=ja&ll=33.313363,131.482438&spn=0.001582,0.002272&z=19

確かに徒歩圏内に「泉南荘」という施設はありますが、同じ住所だけという
事で記載されかつ検索エンジンに掲載された、との事で同社社長は困惑
されています

下記のように表示されてしまい、求人できなくなるとの事です
http://72.14.235.132/search?q=cache:wE-tjUP5M68J:10shoku.in/details/53/28/d0000000451395328.php+%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B5%8C%E5%96%B6%E7%B5%8C%E7%90%86%E6%8C%87%E5%B0%8E%E5%8D%94%E4%BC%9A%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E7%B7%8F%E6%94%AF%E5%B1%80&hl=ja&ct=clnk&cd=4&gl=jp
(当方注釈:上記リンクはキャッシュが表示されます。2008年12月5日
午後22時現在、上記サイト「Ten職.in」様のHPはメンテナンス中です。)

記載内容が事実であれば、私どもも阻止する訳もなく、同感いたします
ただ事実無根で一中小企業の経営を揺るがすものになる可能性がある
と感じまして、今回メールを発送いたしました 』

以上、ご指摘内容終わり。

当方は少ない情報量、住所が同一というだけで、非常に安直に
『有限会社 高忠設備工業』様に対し、あたかも、悪質な資格商法を
行っている企業と直接関連性があるかのような表現を行ってしまいました。

これは全く、ご指摘通り、当方の誤りでございます。
http://wildoldboy.cocolog-nifty.com/wild_old_boy/2007/06/post_6d63.html
の記事に内容に対し、『有限会社 高忠設備工業』様に関する記載は削除させて、
頂いた上、訂正させて頂きます。

『有限会社 高忠設備工業』様に多大なご迷惑をお掛けしました事をまずこの場を
お借りしてお詫び申し上げます。

誠に申し訳ございませんでした。

尚、この件に関連し、「Ten職.in」様のHPにて表示される私のブログ記事へのリンク
への対処へのご依頼も既に当方から「Ten職.in」様に問い合わせを行っている最中で
ございます。

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2008年5月15日 (木)

中国四川省大地震・・・IOC(国際オリンピック委員会)は「北京五輪(オリンピック)」の中止を即刻、検討しろ!

国連が死者10万人以上いるのではないか言っているミャンマーの台風被害について、ミャンマー軍事独裁政権が各国の人的支援受け入れ拒否し(14日、唯一、近隣タイからの一部人的支援のみは受け入れたが)、他国メディア入国規制によって、まったく状況把握ができない状態に陥っていた最中・・・
2008年5月12日、中国四川省で大地震が発生した。
中国四川省の大地震の被害は3日経った15日現在、公称で死者は1万5千人を超えて尚、被害の現実は広がりつつあり、こちらもその全貌がまったく把握出来ない状況となっている。
震源から1500km以上離れた北京や上海でさえ揺れたというのに、15日時点でも四川省に近隣するチベット自治区に至っては震度も被害もまったく報じられる事が無い。

甚大な被害を受けている地域の中でも成都は中心とした都市部は中国観光拠点と言う事もあり、駐在海外メディアも居たため、中国政府の思惑とは関係なく、多少の情報は入って来ているものの、都心部から少しでも離れた地域は一体どうなっているのかまったく分からない。
震源地・汶川(ブンセン)の映像は中国メディアのみから提供された映像がほとんどだ。
尚、既に各国のメディアが報じているが、中国政府指導部は悲惨な被害状況の報道は避け、軍や警察、消防による感動的救出場面を積極的に報じるよう中国国内のメディアに通達を出している。
それを象徴するかのように温家宝・国務院総理(首相)が被災地に入り、陣頭指揮を執る映像や、被災者たちに手を差し伸べる映像が再三に渡って流されている。

人命救出はまさに時間との勝負だ。
プロのレスキュー隊や救命救急医療従事者が懸命の救出に当たっても72時間がリミットとされている。

大災害にあった方々ならお分かりだろうが、こんな時に一番迷惑なのが、役に立たない要人が被災地を訪れる事だ。
どんなにリーダーシップのある要人であろうと、プロのレスキュー隊や救命救急医療従事者でない限り、その要人を守るために余剰な人員と貴重な時間を割かれるだけでまったく迷惑この上ない。
(私も1982年7月23日に発生した「長崎大水害」を経験し、行方不明となった友人のご両親の捜索に立ち会った。その現場だけで28名の方々が亡くなられた。その際、最も迷惑だったのが貴重な捜索の時間を奪ってしまう政府要人や政治家や役人の被災地訪問と横暴なマスメディアの取材だった。)
逆に、国家や思想、宗教の壁を越えて、人命の救出に当たれる人々が国外で待機しているのであれば、一人でも多くそれらの人々を受け入れ、躊躇なく被災地に送り込む事が最も重要なのだが、相変わらず「KY」な中国政府は受け入れを拒否している。
これはミャンマー軍事独裁政権と同様、他国の人々に見られては困る現場が多く存在している事を意味する。

阪神淡路大震災の際は我が国の政府首脳が判断を大きく誤り、他国のレスキュー隊の初期受入れを拒否してしまい、助けられた筈の多くの人命を失ってしまった。
そして、マスメディアではほとんど報じられていないが、1995年当時の被災地はかなり治安が悪化し、火事場泥棒だけでなく、差別的暴行やレイプやが多数発生していたという事を、実家が被害に遭った神戸出身の当時の仕事仲間2名から聞いた。
この事は1999年私が転職した先で知り合ったやはり神戸出身で同様に実家が被災した仕事仲間からも同様の話を聞いた。

このような大災害が勃発すると、人々の心は荒み、治安が悪化する可能性も大きく含んでいるのかもしれないが、それとは別にその国を動かしている連中の正体がより分かりやすくなる。
独裁的、強権的に国民を押さえつけ、国の体裁ばかりに気を配っている連中はこういう事態になっても国民の人命よりも、ガラクタのような外面だけを取り繕おうとする。
台風で大きな被害を被っている筈のミャンマーの軍事独裁政権しかり、そのミャンマー軍事独裁政権を支持し続け、チベットに弾圧を続けている中国政府しかり。

テレビ朝日のニュース・ショー「報道ステーション」に出演しているコメンテーター朝日新聞編集員・加藤千洋はこの期に及んでも、中国政府を擁護するような発言を繰り返しているには驚いた。
「中国政府が人的支援を拒否しているのは中国にはそれだけの人材が居るからのでしょう」
・・・と言ってのけた。(2008年5月14日放映時)
加藤千洋がいくら今まで個人的にも、中国ベッタリで金儲けさせてもらっているとは言え(こいつの著作を見てごらん)、このアホさ加減には怒りを通り越して、呆れた。
また不思議なのは在京テレビ・キー局各社が義援金を募っているのだが、テレビ朝日の「ドラえもん募金」のみがミャンマーの台風被害と中国四川省大地震の義援金を一緒に募っている。
一体、どうやってミャンマーに義援金を送るというのか? 赤十字や国連経由を明確に明示するのならならまだしも、まさか怪しいNGOや中国政府経由って事はないだろうね?
(確かに、他局では中国の震災被害とは別に赤十字宛のミャンマー台風被害義援金を募っていたのだが・・・)

中国ベッタリ外交がのみが売り(まったく売りにならいのだが)の福田首相もこういう時こそ、そのベッタリ手腕振りを発揮すればいいのに、送り込んだレスキュー隊さえ送り返される始末。
誰も頼みもしていないパンダ借受のために中国に年間1億円も支払うのなら、そんなものイラネーから、ちゃーんと被災地の人々に直接届くような義援金を考えてみろ。

はっきり言って、こんな状況で8月の「北京五輪(オリンピック)」を無理して行う事に何の意味があるのか?

中国政府は相変わらずガラクタのような外面で北京は被災地から遠く離れており、地震の心配も無く、北京五輪開催スケジュールにはまったく問題ないと言い張るだろう。
しかし、「北京五輪(オリンピック)」と言う大きな足枷が、今、現在の被災地の人命救助やフォロー、今後の復興に大きな障害を齎すのは間違いない。
本当に「五輪(オリンピック)」が「平和の祭典」で、あるのなら、IOC(国際オリンピック委員会)は「北京五輪(オリンピック)」の中止を即刻、検討しろ!
既にスポンサー企業から莫大な資金提供受けてるし、放映権収入だけでも2600億円と言われる収入を当て込んでたし・・・
IOC委員がそれらを当てにして既に大きな買い物しちまったから困る・・・なんて事、ありそうだな・・・。
IOCが1億円の義援金送るってのもは、何が何でも「北京五輪(オリンピック)」の8月開催は遅らすなって・・・感じだな。

この時期を目指して努力して来た各国の「アスリート」たちにとって、「五輪(オリンピック)」を失うのは酷な話のは分かっている。
そりゃ、私だって出来る事なら多少の雑音程度なら我慢して、4年に1度しか見られない「アスリート」たちの正々堂々とした素晴らしいスポーツの闘いを見たいよ。
だが、人の命あってのスポーツだろ。

食の問題やチベット問題への対処、国民を見殺しにするミャンマー軍事独裁政権を支援し続ける姿勢、今回の大地震に対する対応などから、いい加減バカな連中も、現在の共産党一党独裁支配体制の中国という国家が「平和の祭典」を開催する資格があったのかどうか考えたらどうだ?
そもそも近年の「平和の祭典」の歴史を振り返るとその存在そのものがかなり危ういものであったのに気付かされる。

1936年のドイツ「ベルリンオリンピック」を独裁者ヒトラーとナチスは利用し(「聖火リレー」はこのベルリンオリンピックから始まった。その「聖火リレー」で得た「成果」(近隣諸国の道路事情)が1939年から始まる第二次世界大戦のナチスの戦略に利用された事実もある。)、ドイツ国民を完全に掌握し、後のナチス・ドイツの大暴走を許す事になってしまった。
また、我が国、日本は過去、軍国色を強め暴走し始め孤立化し、1940年開催予定の「東京五輪(オリンピック)」開催権を返上させられるに至った経緯がある。(1940年のオリンピック自体中止となる)
日本はその後、更に軍国独裁カルト国家と化して1億総暴走し、近隣諸国に多大な惨禍を齎した事実を決して忘れてはならない。(悲しいが現実だが間違いなく私たちの父母や祖父祖母もその渦中に居たのだ。)

その後も夏季オリンピックだけ見ても・・・

1944年イギリス「ロンドンオリンピック」第二次世界大戦によって中止。
1948年イギリス「ロンドンオリンピック」1944年の代替開催。第二次世界大戦敗戦国日本、ドイツの参加拒否。
1956年オーストラリア「メルボルンオリンピック」におけるイギリスとフランスが関与したスエズ動乱に対するエジプト、レバノン、イラクのボイコット。ソ連によるハンガリー侵攻に対するスペイン、オランダ、スイスボイコット。、中華民国(台湾)の参加による中国のボイコット。
1968年メキシコ「メキシコオリンピック」における南アフリカのアパルトヘイト問題に関するアフリカ諸国とソ連、共産圏諸国のボイコット騒動。(南アフリカの出場停止措置でボイコット回避)
1972年ドイツ「ミュンヘンオリンピック」におけるパレスチナとイスラエルの対立による悲劇(イスラエル選手団11人、パレスチナゲリラ5名、警官1名の17名が死亡)。
1976年カナダ「モントリオールオリンピック」におけるアパルトヘイト問題に関するアフリカ諸国22カ国のボイコット。
1980年ソ連「モスクワオリンピック」におけるとソ連アフガニスタン侵攻に対する西側諸国(日本、中国含む)50カ国ものボイコット。
1984年アメリカ「ロサンゼルスオリンピック」におけるとアメリカのグレナダ侵攻に対するソ連と東欧諸国ボイコット。商業的オリンピックの成立。これよりIOCは莫大な利権団体と化して行く。
1988年韓国「ソウルオリンピック」における北朝鮮のボイコット。前年の1987年にソウルオリンピック阻止のため大韓航空機爆破事件(テロ)を北朝鮮が引き起こした。後にテロ実行犯・金賢姫の日本語教育に日本人拉致被害者関わっていた事も判明。

特にオリンピックが商業的成立を見せる1980年代まではまさに政治に翻弄され続けてきたのが現実だ。
それ以降、確かに東西冷戦終結で、表向きは政治的問題は薄れたかのように見える。
だが、1990年代以降、アフリカの貧国は見殺しにされ、旧ユーゴスラビア崩壊、宗教的思想的対立の激化、資源と資金の争奪、資本主義社会の崩壊といった現実を莫大な利権と金で押さえつけて覆い隠し「平和の祭典」を続けたのが現実じゃないか。

今に至っては、政治と世界情勢は完全に行き詰まり、挙句に地球本体を怒らしてしまい、札ビラ叩いても抑えきれるかどうかというギリギリのところまで来てしまっている。
我々は「平和の祭典」である筈の「五輪(オリンピック)」の意味を今一度、遡って考える時期に来ているのではないか?
何も商業的オリンピックが全て悪いといっているのではない。アマチュアリズムが全てだとも思っていない。
商業的成立が無ければこれ程の「アスリート」たちの躍進も、思想や宗教や人種や国家の壁を越えての素晴らしい闘いも見られいないだろうし、努力した人々にはそれだけの対価があってしかるべきだとも思う。
だが、「五輪(オリンピック)」を開催したいと思うその国家個別の姿勢についてはもっと精査し、熟慮すべき事が多く存在するのではないだろうか?
「五輪(オリンピック)」が「平和の祭典」を謳うなら、その前に解決すべき問題に真剣に対峙する必要があるのではないか?
そうしないといつまでたっても「五輪(オリンピック)」は政治と金に振り回され、利用される4年に1度の「一大イベント」から脱却出来ないだろう。

今の私には、このまま2008年8月に「北京五輪(オリンピック)」を開催する事はとても正しい事とは思えない。
中国から「北京五輪(オリンピック)」を取り上げてしまう事は、過去の日本のように暴走を加速させる切っ掛けになるかもしれないという意見もあるだろう。
確かにあの無意味な「聖火リレー」の際の他国での横暴振り、異常なまでの愛国心を見ると、天安門事件を覆い隠し、民主化運動など無きものとして中華思想と中国共産党思想教育を徹底的に叩き込まれた連中は混乱し、暴走するかもしれないという危惧はある。
だが、その暴走は間違いなく破滅の道へと進むしかない。その暴走は自らの足元をすくい、中国の一党独裁体制は大混乱に陥り、崩壊するであろう。
しかし、今回の大地震に対しての中国政府の対応で国民自身が一番分かったのではないだろうか、自国の政府首脳は自身の保身のみしか考えておらず、自分たち国民の方は向いていないと。

「北京五輪(オリンピック)」はもういい。
今はただ甚大な犠牲が無駄にならぬ事を祈るばかりだ。

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2008年4月22日 (火)

光市母子殺害事件・・・差し戻し審「死刑判決」に対し、被害者遺族・本村洋氏が記者会見で述べられた事と、これから私達が考えるべき事。

2008年4月22日火曜日、光市母子殺害事件の差し戻し審において、判決公判が行われ「死刑」という判決が下された。
司法関係者やマスメディア、多くの国民が「死刑」という極刑に対し、大きく揺らぎ続ける中、唯一、冷静、沈着であったのが被害女性の夫であり、被害女児の父であった本村洋氏であった。

「光市母子殺害事件」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E6%9D%91%E6%B4%8B

「死刑判決」が下された後の記者会見での本村洋氏のおっしゃった言葉はこれから裁判員制度に取り組まなくてはならない司法関係者と我々、日本国国民にとって本当に重たく、大切な言葉となった。

本村洋氏は記者会見でこうおっしゃった・・・
「おのれが犯した罪を後悔して、社会が正義を再認識し、そして司法が威厳さを保つ事で、民主主義である法治国家は維持されるものであると考えておりますので、そういった判決が出た事を心から感謝しております。」

その後、被害者の墓前への報告をどうするかについて述べられた後、記者から出た「本村氏ご自身が極刑を求めて来た事についてどう思っているのか?」という問い掛けに対し、こうおっしゃった・・・。

「決して喜ばしい事ではないと思っておりますので、厳粛な気持ちでこの裁判所の判決を受け止めています。遺族としては当然、応報感情を満たされた訳ですから、報われる思いはありますが、ただ社会にとってみれば妻と娘、そして被告の3人の命が奪われる結果となった訳です。これは明らかに社会にとっては不利益な事です。私はこの事件に遭ってから、色々と考えておりますけども、やはり刑法というものは社会秩序を維持するための目的を達するための手段だと思ってます。今回、死刑という大変重い判決が下されましたが、それで終わるのでは無くて、私達遺族もこの重い判決を受けたこれからの人生をまっとうに生きて行かなくてはいけないと思いますし、社会の皆様にもどうか・・・どうすれば犯罪の被害者も加害者も生まない社会を作るのか、どうすればこういった死刑という残酷な判決を下さなくていい社会が出来るのかという事を考える契機にならなければ、私の妻と娘も、そして被告人も犬死だと思っています。ですので、死刑の存廃等の問題が騒がれるようになるかもしれませんけれでも、刑罰はどうすれば私達社会が安全で平和なこういった環境を作れるか、という事を考える契機にしなければいけないと思いますので、是非そういった考えに社会が向いている事を願います。」

本村洋氏はご自身が結果的に「死刑」という極刑を遺族として望まなければならないような、これまでの司法や裁判、社会そのものの在り方について、また、尚且つ、「死刑」によって奪われるかもしれない被告の命のついてまで触れられて会見をされた。

事件発生からこの差し戻し審の「死刑判決」まで9年間という途方もない時間、本村洋氏とご遺族の方々はご苦労されていらっしゃった。

被告側弁護団は裁判の結果を終えて、裁判の中で新たに提示した証拠が採用されず、妥当な判決ではないとし、控訴すると当日、午後2時過ぎからの会見で述べていた。

私自身は「死刑」制度そのものは本当は無くなれば良いと思っている。
だが、現在の日本の司法制度においては「無期懲役」以上の極刑を望もうとすると「死刑」しかない。
「もし、自分の家族が誰かに手を掛けられて殺害されたら極刑を望まず、あなたは許せるのか?」
・・・と、問われたら・・・
「その時にならないと分からない」
・・・としか、今の私には答えらない。いや、ひょっとしたら、法廷であろうと、感情に負けて、被告に向かって走って行くかもしれない。

しかし、現行の司法制度での「無期懲役」と「死刑」ではあまりにも差が大きすぎやしないか?
「無期懲役」なら罪を反省した態度を示し、刑に服せば、若年程、若くして実質的に仮出所が可能となる。
しかし、「死刑」判決を受け、「確定死刑囚」となると、後の人生は全て死刑執行を待つ日々となる。そして、時の法務大臣の意思(その意思が政治的利用される場合さえあるかもしれない)によって、「確定死刑囚」が罪への反省や後悔などのあったかのかもどうかも分らず、刑は事務手続きのように執行され、その実情を社会はほとんど知る事が出来ない。
一方、過去の古い事件で古く忌まわしい慣例の羅列で結審して「確定死刑囚」となった者たちへの刑の執行は延々と先延ばしにされて、結局、真実は何一つ明らかにならないまま獄中死した「確定死刑囚」もいる。
「死刑」って一体、なんなのだろう?

もし、今回の光市母子殺害事件においても、被告人が深く反省し、遺族に対し、誠心誠意を込めた謝罪と更生への強い意志を見せていれば、本村洋氏も「死刑」という極刑は望まなかったのではないか?
4月22日火曜日の本村洋氏の会見は明らかにそれを示唆していた。
もちろん、本当の真実は、もう二度と話す事の出来ない悲しくも殺害されてしまった被害者母子のお二人と被告人の3人しか知らないのであるが、今回の差し戻し審で被告人とその弁護団が提示したモノは、被告人の不幸な生い立ちによって被告人自身の人格形成に何らかの影響を与えた事を差し引いて考えても、あまりにも荒唐無稽ではなかったか、そして、そこには人権派弁護士として名を売って来た安田好弘氏を中心とした弁護団がこの光市母子殺害事件を「死刑廃止」へ向けてのひとつの試金石として本当に利用しなかったと言えるのか、その点に関しては、多くの人々が違和感を感じたに違いない。
そして、弁護団が控訴する事で被告人の罪に対する意識はいつまでも曖昧となり、本村洋氏はまた、無意味な戦いを強いられる。
被害者と被害者遺族をこれ程、苦しめて尚、裁判が終わらない。
被告人が起こした犯罪に対し、「無期懲役」と「死刑」という適用すべきどちらかの刑のバランスがあまりにも乖離しているかこのような事態が生じるのではないか?

だからこそ、今回の「死刑判決」を受けての被害者遺族・本村洋氏が会見でおっしゃった言葉の意味を本当に私達は熟慮しなくてはならないと思う。

ここで一冊の本をご紹介しておきたい。
森達也・著
「死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う」
http://www.amazon.co.jp/dp/4255004129/

ドキュメンタリー作家である森達也はこの著作の冒頭で、イラク元大統領サダム・フセインの死刑執行の映像の話題から始め、ある弁護士事務所での2006年12月28日忘年会のシーンを記述している。そこには光市母子殺害事件を担当した安田好弘弁護士や死刑廃止を推進する市民団体「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90」事務局の人々など、多くの「死刑制度」を無くすために働いて来た関係者が居る。その忘年会に参加した森達也は「死刑」関する本を書こうと考えているのだが、「結果として死刑廃止を主張する本になるかはわからない」と「フォーラム90」事務局の女性との会話で話している。
そして、森達也は「死刑」について様々な観点から取材を重ねるのだが、「死刑」という名の「暗くて深い迷宮」に取り込まれて行く・・・。
死刑を執行する刑務官の苦悩や、肯定論者、否定論者の様々な意見、「確定死刑囚」の実情、彼れらの罪を悔い改めようと努力している教誨師・・・等々・・・
この本の最後は光市母子殺害事件・被害者遺族・本村洋氏から森達也に宛てられたメールと、元オウム真理教幹部で男性信者殺害事件、坂本弁護士一家殺害事件での罪を問われ「確定死刑囚」となった岡崎一郎からの手紙を記載し、森達也は自分なりの結論を出す。だが、森達也もそれはあくまでも、「暗くて深い迷宮」を自分なりの取材を通じて出した個人的な結論でしかなく、他人には共有出来ないもかもしれないものであるという事をはっきりと述べている。
そして、この本を読んでこれた人々に対し、「暗くて深い迷宮」について思慮深くなって欲しいと森達也は望む。

光市母子殺害事件の差し戻し審判決確定の約1ヶ月前、2008年3月24日、42年前に発生し、長年、冤罪事件ではないかと報じられ続けられた袴田事件の特別抗告を棄却する決定が最高裁によってなされた。
第1審の静岡地裁で死刑判決を告げた裁判官は後に袴田事件は冤罪の可能性が高いと考え、彼は裁判官を辞め被告人の再審のための運動をずっと続けていた。
袴田死刑囚は1980年12月12日最高裁の判決訂正申立棄却決定送達によって確定死刑囚となって既に28年近くになる。
袴田死刑囚本人は一審の第1回公判から起訴事実を全面否認し、一貫して無実を主張し続けていたが、30歳で逮捕されて以来40年以上にわたって拘束され、今は高齢となってしまい死刑確定後は長期に渡る拘禁で精神的に異常も来し、事件や再審に関してのコミュニケーションさえ取れない状態になっている。
裁判の過程で明らかにされた事件そのものも、袴田死刑囚の自白の信用性、検察が主張する物的証拠を袴田死刑囚のものであると認めた裁判所の判断は強引としか言えず、「疑わしきは被告人の利益に」という司法の本来あるべき姿はこの裁判においては微塵も感じられない。
この司法の危うさを社会が感じている限り、これまでがそうであったように時の法務大臣は袴田死刑囚の刑の執行へのサインを行う事は出来ないであろう。

「袴田事件」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%B4%E7%94%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6

光市母子殺人事件の差し戻し審判決では、俗に言う「永山基準」が大きく見直される結果とはなったのだが、そもそも、個別の事件は事情や背景を含め、それぞれの判断がなされるべきであって、これまで慣例として「永山基準」なるものが適用されて来たこと自体、司法の怠慢でしかない。

「永山則夫連続射殺事件」&「永山基準」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E5%B1%B1%E5%89%87%E5%A4%AB%E9%80%A3%E7%B6%9A%E5%B0%84%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

そして、既にメディアが今後「永山基準」が「光市母子殺人事件基準」に置き換わるのではと報じているが、決してそうであってはならないと思う。
裁判員制度が施行されてのち、「光市母子殺人事件基準」が適用されるようになってしまうのは司法の怠惰から国民の怠惰となってしまう事を肝に銘じるべきではないか?
「死刑」という極刑を今後どうするのかという事も含め、私達はこの国の司法を今一度、考える必要があるのではないか?

そのひとつの道筋を照らしてくれたのが、光市母子殺害事件被害者遺族・本村洋氏が記者会見で述べられた事であるのだが、多くの人々がその事に気付き、思慮深くなる事が最も重要な事ではないかと思う。
犠牲となった命を受け継いでいくのは、生きている我々でしかないのだから。

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2008年4月18日 (金)

長野・善光寺の北京五輪聖火リレーのスタート地点辞退という正常な判断。

北京五輪の聖火リレーがチベット人権問題で既に見苦しい汚火リレーとなっているのは、皆さんご承知の事でしょうが、4月26日にその汚火リレーは日本の長野からスタートする事になっている。
そのスタート地点とされていたのが、長野・善光寺であるが・・・
4月18日金曜日、善光寺側が正式に長野市に辞退を申し入れ、長野市もこれを受け入れた。

先進国各国が中国への抗議や抗議意思を議決を行うような最中、4月17日には日本国政府の高村外相は来日した中国の楊外相に正式な抗議も行わず(行えず)、まったく意味のない会談に終始し(毒ギョーザもどうした?)、最後は握手まで交わすという愚かさを世界中に曝してしまった直後、だっただけに、善光寺側の明確な辞退という意思表示は評価されるであろう。
同じ仏教者であるチベットの多くの僧侶や方々が中国政府によって大きな弾圧を受けているのだから、当然と言えば当然なのだが。

また、汚火リレーのコカコーラや日本サムソンなどのスポンサーも当初、リレーに宣伝カーを走らせる予定だったが、取り止めを決めている。
ただ、残念なのは北京オリンピックに出場する水泳の北島康介選手や野球日本代表星野仙一監督はスポンサーの意向そのままに走らされてしまうという事だ。
本来、政治問題に関係なくオリンピックを目指し、これまで頑張ってこられた選手やコーチ・監督などにはまったく罪はないのだが、今回の事は単なる政治問題ではなく、もっと根本的な人間の尊厳に関わる問題だと私は思っている。
既にまったく意味を無くした汚火リレーを走らされてしまうという現実によって、尊敬すべき選手やコーチ・監督までも汚されてしまう気がして、何とも口惜しい気がしてならないの私だけであろうか。

長野のみなさん、もしくは沿道で汚火リレーをご覧になろうと思っていたみなさんの中で、今回、チベットの人権問題で中国に抗議しようという意思をお持ちの方々いらっしゃいましたら、下の「ガンデンポタン(チベット亡命政府)の旗」の画

像をどうぞ、ご自由にお使い下さい!

Flag_of_tibet

「チベット」(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88

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2008年4月16日 (水)

「後期高齢者医療制度」・・・この国のバカにつける薬を考えようではないか!

「後期高齢者医療制度」が実施され、2008年4月15日に年金から「特別徴収」という名の強制ボッタクリも始まった。
この法案自体は2年前に通過し、バカのひとつ覚えのように実施されてしまった。
国や厚生省は「後期高齢者医療制度」についての国民への説明を怠り、尚且つ、もう滅茶苦茶になっている国民年金の台帳をベースにその支払う保険額を決めるのという信じられない事をやっている。

昨日、多くのご老人たちがぼったくりに遭い大混乱していた様子はニュースに報じられた通りだが、私の地元でも不思議な事が起こっている。

私の父も75歳を越えて「後期高齢者医療制度」の対象となっている。
3月にこれまでの「老人保健制度」に変わる「後期高齢者医療制度」用の保険証が送られて来たのだが、サイズはキャッシュカードサイズでペラペラの紙なのだ。
記載されている文字は意地悪としか思えない程、小さく、40代半ばの私でさえ文字が読み辛いような代物だ。
(但し、これは自治体によってサイズも様式も違うらしいので、ご注意を!)

この「後期高齢者医療制度」用の保険証と一緒にこの制度の説明がなされているペラペラの用紙も入っていたのだが、これを読んでもさっぱり「後期高齢者医療制度」が何なのか分からない。
保険額の計算式は確かに記載されているのだが、じゃぁ、その人が実際、保険額を年額いくら支払えばよいのか全然分からないのだ。
私の父は自分がいくら支払うべきなのかも具体的に通知されていないのに、4月15日に強制的にボッタクリにあったら、役所に「怒鳴り込んでやる!」と前日から意気込んでいた。
ところが、ボッタクリ(年金からの強制的な天引き)がまったく、行われていないのだ・・・。
父は間違いなく「後期高齢者医療制度」の対象者で、それなりの金額を支払わなければならないのだが1円も天引きされていなかった。
地元の自治体に問い合わせると、一部天引きを見合わせていると言うのだが、その理由もまたさっぱり分からない。
私が代わって理由を聞いても、口ごもり、まったく要領を得られない。だが、「天引きはそのうち行う」と言う、「じゃぁ、いつから天引きを行うのか?」問うと、「まだ分からない」と言う。

もう滅茶苦茶だ。

「後期高齢者医療制度の概要」pdf形式
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/10/dl/s1005-4c.pdf

「後期高齢者医療制度の概要」HTMLバージョン
http://209.85.175.104/search?q=cache:6h4GH5Ot9I4J:www.mhlw.go.jp/shingi/2006/10/dl/s1005-4c.pdf+%E5%BE%8C%E6%9C%9F%E9%AB%98%E9%BD%A2%E8%80%85%E5%8C%BB%E7%99%82%E5%88%B6%E5%BA%A6&hl=ja&ct=clnk&cd=2&gl=jp

    ↑
上記の「後期高齢者医療制度の概要」を見て頂きたい・・・。
これを75歳過ぎたお年寄りに理解しろと言うのか・・・。
この国のバカ役人とバカ政府は説明不足は認めているが、最終的には自分が支払うべき保険額は人によって違うので、それぞれで計算しろと言っているのだ。

このブログで再三言ったが・・・
『ノー・カントリー・フオー・オールド・メン(No Counttry for Old Men)』
(年寄りには住みにくい国)

この現状が、日々一刻、信じられない勢いでと加速している。

まだ、ある。

私は10年以上ある病気を患っており、2008年3月まで2週間おきにかなりの量の薬をもらい投与している。
3月下旬、通院している病院からこう言われた。
「医療制度の改正で、4月から、毎回先生の診察を受けなければお薬が出せなくなります。但し、これまで2週間分しか出せなかったお薬が4週間分出せるようになります。大変ご不便をお掛けしますが、ご理解願います。」

これまで、病気の症状が普段もらっている薬で安定している際は(もちろん3か月に1度の診察は受けていた)、ほとんど処方箋を書いて頂く事で、私は無駄な待ち時間も無く、処方箋を出してもらい、それを近くの薬局に行って薬を頂いていた。
時間にして約10分で済んでいた。
これが、今後は1か月に1回とは言え、事前に診察の予約を入れ(それでも患者数が多いので長い時間待たされる)、診察を受けなければならなくなった。
尚且つ、病院から処方箋を頂くだけの際は、560円(国民健康保険適用)で済んでいたのが、今後は必ず診察が入るので1500円以上の金額(国民健康保険適用)が、請求されるのだ。
2週間が4週間になっったとは言え、医療費が負担額が大きく増す事になる。

ところが、これだけではなかった。

4月10日に病院で診察を受け、処方箋を頂き、それを薬局に持って行った時の事だ・・・。
私はこれまで、担当医の承諾を得て、薬を調整しながら飲みやすいように、8個+1包(合計9つ)もらっていた薬を、3つに分封してもらっていた。
ところが、これまでのその分封を行うと4月1日より薬局は「技術料」を患者から請求しなくてはならなくなったっと言うのだ。
法令なので、薬局も「技術料」を徴収せぞろう得ないのだという。
そのまた訳の分からない法令が何の説明もなく実施された事に、かなりムカついたが、しかし、全部バラでもらってしまうと、数も多く、それこそバラけてしまうと混乱しそうだと思ったので、「これまで通りの分封でお願いします。」と私は言った。
「技術料」と言ってもたかだか数十円程度だろう・・・バカバカしいが我慢するしかないか・・・と諦めた。
ところが、薬局の薬剤師の方が、申し訳なさそうに私に言った・・・。

薬剤師「あのぅ・・・そのぅ・・・実は「技術料」は数百円になるんですが・・・ご負担が大きくなりますよ・・・」
私「えっ?「技術料」の数百円っていくらなんですか?」
薬剤師「分封の方法によって金額が変わりますが、今まで通りでも数百円としか・・・ほんとに大変なご負担増になりますので、バラの方がよろしいかと・・・・」
私「薬の数が多いので、バラだと大変なんですよ。今までの3分封だといくら何ですか?」
薬剤師「正確な金額は「技術料」として登録しないと分からないので、暫くお時間も掛かかるんですが・・・」

その薬局には普段4,5人の薬剤師と2人の事務員がいるのだが、様子が何だかおかしい・・・。
明らかに、薬局自体が「技術料」を患者から徴収するのを嫌がっているとしか思えないのだ。

おかしな雰囲気の中、私は薬局の中の貼紙に気が付いた。
『ジェネリック医薬品をご希望の方は薬局にご相談ください』

私「あのー? 今、出して頂いている薬で『ジェネリック医薬品』に変更して、コストを抑える事は可能ですか?」

今度は私が『ジェネリック医薬品』という言葉を出したとたん、皆さんの表情があからさまに「嫌そうな表情」に変わった。

薬剤師「××さんの飲んでいらっしゃるお薬の中だと、1つだけ『ジェネリック医薬品』に変更可能ですが、次回の診察の時、先生にご相談ください」
私「あそこに貼紙がしてありますよね。薬局にご相談下さいって書いてありますけど・・・』
薬剤師「そうですが、担当の先生にまず相談して頂かないと・・・」

その口調は、まるで『先生に相談しても嫌がられますよ』といった雰囲気だ。

もう、訳が分からない。
結局、薬は全部バラでもらったと言うよりは・・・渡された。

薬局で私の傍にいらした70歳前後のご婦人から去り際に話しかけられた。

「何でもかんでもお金が掛ってしもうて、もう年寄りは、早よポックリと逝かんば、生きられんですばい・・・」

『ノー・カントリー・フオー・オールド・メン(No Counttry for Old Men)』という言葉が頭に浮かんだ。
だが、その午ご高齢のご婦人になんて自分が答えたのかをよく憶えていない。

バカなのは役人や政府だけじゃない。
我々、一般市民も思考停止してしまい、これまで本当にバカだったのだ。

もう、この『偽装詐欺国家』」にいつまでも騙されていたは我々は生きていけなくなる。
60年代安保闘争どころではない、いまこそ、国民は決起して怒りをぶちまけようではないか!
この国のバカ(自分たちも含む)につける薬を真剣に考えようではないか!
暴動や暴力ではなく、国民の誇りと意志をもって、この国を変えようではないか!

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2008年4月10日 (木)

北京五輪の「聖火」ではなく「汚火」リレー!次は日本だよ。さぁどうするね。

ギリシャでの「点火」を経て、イギリス、フランス・・・アメリカ・・・と渡った北京五輪の「聖火」ではなく「汚火」。
それぞれ自由主義社会を支える者として、ちゃーんとお国柄をみせてくれたねー!

確かにリレーしている人々への直接暴力はいかんよ。
でも、中国のチベット人権弾圧に対しての抗議は人権最重視の自由主義国家としては当然だよね。

さて、4月26日、日本は「聖火」ではなく「汚火」リレー、長野からスタートだ。

ここ最近、好き勝手、散々日本は中国にコケにされて来たよね。
もう完全にナメラレテルよね。
チベット問題も不問に近いのが現状・・・。
本当に、それで、いいの?
長野からのリレーが滞りなく済む事がどういう意味か、よーく考えてみよう!
滞りなく済ましていいの?
今度は、他の自由主義国家からも日本は足元見られるよ。

日本にも自由主義国家としての誇りが多少でもあるなら。正々堂々と抗議しようではないか!

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2008年3月31日 (月)

「No Country for Old Men & Middle age men & Young Men & Children」・・・地方都市「長崎」の断末魔

前々回ブログで映画「ノーカントリー」(原題「No Country for Old Men」)という傑作映画をご紹介したが、私の故郷「長崎」はまさにこの言葉通りになってしまった。
確かにここ数年、県下で「暴力」を象徴するような事件が頻発したが、それよりも、もっと深刻な問題で「No Country for Old Men」という状態に陥っているのだ。

県民の嘆きの言葉も届かず、2008年3月26日・・・
「九州新幹線長崎ルート(武雄温泉ー諫早間)」の着工が認可された。
博多ー長崎間全線着工ではなく、その一部の武雄温泉ー諫早間だけで、おおむね10年間の工期に約2千600億円という莫大な金が注ぎ込まれる。
http://www.asahi.com/business/update/0326/TKY200803260321.html?ref=rss

ほんの一部利権者のほんの一時的な利益のためだけに県民の血税が注がれる。
これまで散々見て来た筈の箱モノ行政となんら変わりない事がまた行われる。
これまで日本全国の地方行政で延々と続けらて来た行政の引き起こした悲劇から何も学ばず、また県民に大きな借金を背負わせ、新たな無駄を作りだそうとしている。

「九州新幹線長崎ルート」は「いびつ」な新幹線だ。
まず博多ー新鳥栖間は鹿児島ルートと共有区間となる。
そこから新鳥栖ー佐賀(経由)ー武雄温泉間は在来線活用区間。
武雄温泉ー嬉野温泉ー新大村ー諫早間が新幹線区間。
その先の諫早ー長崎間については現時点まともな見通しすら立っていない。
こんな「いびつ」な路線なので現在開発中の「フリーゲージ・トレイン」を使わなければならない。

現在、博多ー長崎間には「特急かもめ」が走っているが、これが最速便でこの区間を1時間45分で走っているのだが、仮に「九州新幹線長崎ルート(博多ー長崎間)」が全線開通しても(何時、全線開通するのかはまったく未定!)最大28分程~26分程度の短縮しか出来ないのだ。むろん、停車駅は少なり、利便性も悪くなる。
当然、その際、在来の「特急かもめ」は消えて無くなる運命となり、バカ高い運賃の新幹線に置き換えられる。

そもそも現時点で博多ー長崎間は多くの高速バスも走っており、時間は多少掛かるが、低コストと利便性で、こちらに博多ー長崎間のJR西日本の鉄道路線のパイは既に大きく喰われている。

財政再建団体へ陥る可能性させ高くなっているこの「長崎」という街には、昔のような観光都市としての魅力さえ奪われてしまっている。

大型ショッピングセンター、高層マンション、大手保険会社大コールセンター・・・等などが次々と建設され、本来、観光資源である筈の大切な街の風情や景観や歴史と言ったものがまったく無視され、地元経済や地場産業が徹底的に破壊され、創業百数十年といった老舗まで、まさに次々と殺されている。
長崎に観光に訪れた方がの多くが訪れるであろう「オランダ坂」・・・。
今のここからの風景は、多くの方が「ナンダコリャ」と思われるであろう。
また、昔は一番の繁華街であった長崎市中心街にある浜町アーケードたるや今や百均とドラッグストアと激安ショップだらけになり、多くの老舗店舗が次々とシャッターを下ろしてはそんなチンケなものに置き換えられている。
諌早市も佐世保市のアーケード街も同様だ。

長崎の賃金は国内最低レベルでガソリンや軽油、灯油などの燃料費は日本一高い。
若い人々が都会での成功を夢見て希望を持って、この街を離れているのではなく、今はこの街に夢も未来を見いだせず、仕方なくこの街を離れている。

もう無茶苦茶になっている「年金問題」はもとより、全く訳の分からない「後期高齢者医療制度」なるモノも4月から始まり、取り残された年寄りたちはまるで死の順番を待っているかのように日々の生活に怯え、この街の事を諦めている。

また、この長崎県下をオートバイや車で走ってみると、信じられない数の「誰も走っていない」美しいグリーンロードや新しく走りやすい農道がいくつも通っている事に気付く。
オートバイでツーリングするには確かに最適だ。
だが、普段、誰も走らない道に何の意味があるのか?
逆に数多くの人々が通勤、通学、生活のために重要な幹線道路として利用している「長崎バイパス」は建設当初の予定では、現在とうに無料となっている筈であったのに、その約束は反古にされ、いまだに通行料を支払わされている。

こんな街に莫大な借金をして、まったくもって使いづらい新幹線を今更作る必要性はまったくない。
諌早干拓で有明海で漁業に従事されている多くの人々オロサレタあの「ギロチン」と同じような「ギロチン」がまた多くの県民に直接オロサレようとしている。

僕らが小学生、中学生時代を過ごした1970年代・・・
確かにこの街はみんな裕福ではなかったが、街のいたる所に存在した市場は朝から夕方まで活気に満ちて、人々が溢れていた。
僕ら子供たちはご近所の大人や元気なお年寄りに見守られながら楽しく外で遊んでいた。
もちろん、たまには危ないおじさんもいたが、街の人たちや僕ら自身もなんとなく対処の仕方を知っていた。
そんなおじさんたちを無視するのではなく、距離を置いて冷やかし、少しでも危険を感じたら脱兎の如く逃げ去るのだ。
周りにしっかりした大人の目があるからこういう事が出来たのだが、また危ないおじさんたちも冷やかされて、脱兎の如く逃げる僕らを多少なりとも追い掛ける事でガス抜きが出来ていたように思う。
しかし、僕らが遊んでいた公園や広場に今はもう元気な子供たちの姿はほとんどない。
たまに一人、二人で遊んでいる子供たちを通りすがりに見かけると
逆に大丈夫なのかと不安に駆られる。
あの頃の身の程と限度と節操を知っていた時代と場所はもうない。

「No Country for Old Men & Middle age men & Young Men & Children」

正直言って心が荒まない方がおかしい状況にまでこの街は陥っている。
心が荒めば訳の分からない「極端な暴力」がまた生まれる。

長崎に限らずこれが今の日本国の地方都市の現実。
・・・この国を今の為政者たちに任せていては本当に死ぬ。
またそれを許していった我々の感覚の「ユルサ」もどうにかしなくてはならない。
蓋を開ければ中身も虚しかった「戦後レジュームからの脱却」からも脱落した今、この国と地方はは本当の意味でリスタートしなければ本当に死ぬ。

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2007年10月31日 (水)

次世代ハイビジョンブルーレイディスクレコーダー!パナソニック(Pnasonic)製DMR-BW900は素晴らしい仕上がり・・・ですが・・・

これ買っちゃいました!
次世代ハイビジョンブルーレイディスクレコーダー!

Dmrbw900

パナソニック(Pnasonic)製DMR-BW900!
http://panasonic.jp/diga/products/bw900_bw800_bw700/index.html

私にとっては初めてのパナソニック製のレコーダーだったが・・・
2007年10月28日日曜日に自宅に到着!
早速、梱包を解いてまずそのスリムさに驚く!
本当にこれが次世代ハイビジョンブルーレイディスクレコーダーのフラッグ
シップなのと余計な不安を催す程のスリムさだ!
ところがセットアップを行い、実際に使ってみるとこれが本当に素晴らしい
仕上がり!
録画したフルHDの画の美しさはもちろん、GUIもリモコンも判り易く使い勝手
が本当に良い!これにはさらに驚いた!
AV(オーディオ&ビジュアル)ファンであれば説明書を読まずとも全ての機能が
リモコンと映し出されたGUIを見ただけで感覚的に使用できるであろう。
これは一般ユーザーに取っても非常に判り易い作り込みになっていると思う。
ユビキタス社会のデジタルAV家電はこういう方向性ででなければという感動させ
覚えた。
また、スタンバイ時に多少電力は消費するが立ち上がりも素早く、兎に角、
サクサクと小気味良い程、動いてくれる!
日立(HITACHI)製のハイビジョンレコーダーDV-DH1000Wも所有しているが、
まったく比較にならない。こちらはファームを13回もアップグレードしている
のに動作はモタモタモサモサ・・・挙句にムーブやライティングは今だに5回に
1回は失敗するので、ほとんんど撮って捨て見で使用しているのが現状。
(DV-DH1000Wは初期不良で2回も新品に交換してこの有様・・・。地元サポート
部隊はかなり頑張ってくれているが大元のメーカーサポートの対応は悪いし、多分、
日立製のレコーダーには2度と手を出さない。)

・・・とここまでベタホメして書いたが、考えたら私はアナログレコーダーの
故障した東芝製RD-X2とそこから進化したソコソコの使い勝手の良い現在もまだ
現役の東芝製RD-X4/EXとHDDの容量だけが取り得のクソ機ハイビジョンレコーダー
日立製DV-DH1000Wしか知らない訳でして、それを踏まえて上と下の文章読んで
下さいナ・・・。

正直私は下記URLのSONY製BDZ-X90とかなり迷った・・・。
BDZ-X90で採用されているGUIのクロスメディアバー(XMB)は今所有している
SONY製ハイビジョン液晶テレビとPlayStation3で使い慣れているし、
DMR-BW900の発表がもう少し遅れたなら、多分、BDZ-X90を購入していた
だろう。

SONY製BDZ-X90
http://www.sony.jp/products/Consumer/BD/product/index.html

両機ともフルHDでの1080P出力に対応し、レコーダーとしては初めて次世代HD
オーディオ(ロスレス。DTS -HD Master AudioやドルビーTrueHDなど)の
ビットストリーム出力に対応している。
もちろんビットストリーム出力ではなくDMR-BW900でデコードを行い音声
出力させる事も可能だ。
(12月上旬に次世代HDロスレスオーディオのデコードに対応したYAMAHAの
フラッグシップ次世代AVアンプDSP-Z11を購入予定なのでロスレス音声再生
のついての感想はその際にこのブログで再び触れたい。)
カユイ所に手が届く編集機能ではBDZ-X90が若干勝るようだが、トータルでは、
使い勝手の良さと機能の豊富さでDMR-BW900の方が若干勝るのではと個人的
には思う。
HDD容量も最上位機種ではBDZ-X90の500GBに対し、DMR-BW900が価格は
高くなるがやはり1TBのHDD搭載は大きな魅力だ。(日立のDV-DH1000Wでは
これにだまされた訳だが・・・)
DMR-BW900はネットとの融合性も高く、PCや携帯からもDMR-BW900の
予約録画や録画したコンテンツのコントロール(削除など)も可能だ。
これはDMR-BW900を接続しているIPを直接ブラウザから指定してコントロール
する事も可能だし、下記URLのディモーラ(Dimora)のサイト(一部機能に
ついては月額210円が必要となる)からもコントロールできるので本当に便利だ。

ディモーラ(Dimora)
http://dimora.jp

尚、フルHD(1920×1080)画質で録画できるモードが従来のDRモードの他に、
MPEG-4 AVCエンコーダーを搭載にした事によりHG、HX、HEの3つのモードでの
録画が可能となっている!(SONY製の方がモードは豊富だが解像度が1440×1080
に落ちてしまう)
HEモードならブルーレイディスクに約18時間、4.7GBのDVDメディアで約1時間
40分の録画が可能となっている。(DVD-RだけでなくDVD-R DLやDVD-RAMにも
録画可能!)
実際にHEモードで録画したものを観たが、フルHD画質でこれだけの時間とれるの
なら、まぁ合格点と画質だ。
もちろんDRモードで録画した場合と比較するとかなり見劣りはするが、画質に
あまりこだわる必要のない番組コンテンツであれば、このモードで録画してメディア
の余裕を稼ぐという非常にコストパフォーマンスの高い使い方が出来そうだ。
ただ、惜しむらくはDVDにフルHD画質で録画するモードはAVCHDの下位に位置する
AVCRECという規格で位置付けられており、他メーカーの他機種での再生互換が今後
あまり期待できない。(SONY機には現時点でDVDにハイビジョン画質で録画出来る
機能自体存在していない。)

AVCRECについては下記URLを参照されたし。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070821/avt012.htm

DRモードで録画した画質については本当に素晴らしいの一言!
丁度28日深夜にデジタルWOWOW191chで・・・
「パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト」
・・・が放映されていたのでそれをDMR-BW900で録画したものと(①)、以前、
日立のDV-DH1000WでTSモードで録画したものと(②)、ブエナビスタから発売
されている市販ブルーレイディスクをDMR-BW900で再生させたもの(③)とを比較
視聴した(全てHDMI端子でEPSONのフルHD液晶プロジェクターEMP-TW1000と
接続し、80インチスクリーンに投影して視聴)・・・
③---->①------------------------------------->②
図で示すと、上記のようなといった感じかな。
DV-DH1000Wと比較すると遙かに市販ブルーレイディスクの高画質に近い録画能力と
再生能力をDMR-BW900は魅せてくれる。
また、DMR-BW900とPlayStation3での市販ブルーレイディスクの再生比較視聴も
行ったが、これは画作りの方向性がまったく違うと感じた。
映画もライヴもゲームもクリアでくっきりハッキリというPS3に対し、DMR-BW900の
表現は色がタップリ載った感じでコンテンツに応じた再現能力を有しているというのが
個人的な感想。
特に映画を映画らしく表現する力はDMR-BW900の方が得意とするところか。
ただフィルムライクな映画にこだわらないのであればPS3の方が判り易い画だと
感じる方も多いかもしれない。

ブルーレイディスクの書き込みについて、BD-R/REは2層ディスク(50GB)への記録も
可能。BD-Rは最高4倍速記録もサポートしている。

DVDやHDDへのSD画質で録画についてはこれまで通り、XP、SP、LP、EP(4.7GB
メディア相当に6時間と8時間の選択が可能)4つの録画モードが用意されている。
また、ディスクの残量容量に合わせ自動的にモードを選択してくれるFR録画モード
も備えている。
チューナーは地上デジタル×2基、BSデジタル×2基、110度CSデジタル×2基、
地上アナログ×1基を備えており様々な組み合わせでダブル録画が可能だ。
但し、予約録画時間が重複した場合はいずれか一方をDRモードにしなくてはならない
という制限がある。

尚、「コピーワンス」の見直し版「ダビング10(コピー9回+ムーブ1回)」への対応
と、有機色素を使い廉価となると考えられているBD-R LTHメディアの対応については、
ファームのバージョンアップにて対応するとパナソニックからはアナウンスされており、
これらの対応にもほぼ心配ない。
(これはSONY製BDZ-X90も同様の対応となるとの事)
i.LINK端子(DVモード/TSモード)は前面と背面に備えているがDV機器からのダビング
やRec POT、パナソニック製ハイビジョンレコーダーからのムーブしか保証していない
ため、まだ試していないが日立製ハイビジョンレコーダーDV-DH1000WでTSモードで
録画したコンテンツのムーブは困難であろう。(価格.comのクチコミを見ると
Rec POTからのムーブも不具合が現れたり苦労されている方も多いようだ。)
HDMIのバージョンは1.3aの規格認証を得ており、Deep Colorにも対応している。
SDカードスロットも備えており、JPEGの写真や画像、AACフォーマットの音楽の取り
込みも可能だ。
またBDビデオ(BD-ROM)のオリジナルフィルムと同じ毎秒24コマのプログレッシブ
ハイビジョン映像(1080/24p)を収録したソフトの1080/24p出力も可能となっている。
まさに現状出来る事はほとんどやってみたという次世代ハイビジョンブルーレイ
レコーダーの最先鋒と言える意欲作だととは思う。

だが、正直言って、次世代ディスクの覇権争いにについてはSONY主導のブルーレイ
(Blu-ray)陣営圧倒的優位から北米欧州に関しては多少HD DVDの巻き返しも
見られる状況下もあり(しかし、私の住んでいる地元市でHD DVDの在庫を置いて
販売している店はまだ無い。他の地方都市はどうなのだろう?)、尚且つ、両陣営の
ユーザーをまったく無視した薄汚いとしか表現しようのない舌戦(特にHD DVD陣営
のPlayStation3が次世代DVDの普及を妨げているという意味不明な発言は腹立たしさ
を通り越し、呆れてしまった)や動向については辟易している。
パラマウントはスピルバーグ監督作品以外は向こう3年間ブルーレイディスクでは
販売しないと決めたり(「ブラック・レイン」買っといて良かった!)、事情の良く
判らない次世代ディスクの相次ぐ発売延期は不安要素を助長するだけで、もういい
加減にしてくれという感じだ。
現時点で一般ユーザーは既存のDVDで満足しているし、ブルーレイ(Blu-ray)や
HD DVDの必要性って感じていないようだし、手を出しているのは俗にいう
AVファンのみだけであるのが現実・・・。

そもそもフルHD再生環境を整えるのにまだあまりにもコストが掛かり過ぎる。
画質が良い?音が良い?だからなによ!・・・てな方々にはそもそも地デジそのもの
が迷惑な話だし、今まで使えていた物が壊れてもいないのに2011年7月24日以降、
全部使えなくなってしまうというのは本当に理不尽な話だと思う。
アホ総務省が本当にこれを実行したら間違いなくテレビ難民が出るよ。
ちなみに私の住んでいる地域は2007年12月1日から地デジが開始となっているの
だが、10月16日から本放送へ向けてテスト放送が開始された。
まず、その時点でUHFアナログ放送の受信障害が発生した。
そのため対処を行ってくれる筈のフリーダイヤルの受信対策センターに電話したら
驚くべき事に、自動応答で「今お住まいになっている地域は対象外です」とだけ
アナウンスが流れ、電話は勝手に切れてしまう。
尚且つ、アホ総務省から届いていた案内に記載されていた地元の受信対策センター
の直ダイヤルも今は使えなくなっていた。
仕方ないので総務省地上デジタルテレビジョン放送受信相談センター
(0570-07-0101(ナビダイヤルで金取るなんてふざけるな!))に連絡するが
こちらの現場の状況把握なんぞまったく出来ていない。
「事件は総務省のデスクで起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」
と叫ぶことすら虚しい状況。結局・・・
「お近くの電気店か家電量販店にご相談下さい」
・・・だと。
それで行きましたよお近くの家電量販店に・・・。
そうすると地デジ担当専門の販売員が出て来てこう言った・・・。

「うちも総務省やNHKがまったく各地域の状況把握しておらず、全部問題を
こっちに振られてしまうんで困っているんですよ。取り敢えずのロードマップ
だけ公開して、本当にいい加減なものです。お客様の住所だとロードマップでは
確かに12月1日地デジ開始対象なんですが、あの地域の住宅のほとんどが実際
には違う中継局をアンテナが向いているんですよ。アンテナの向きを変えれば
地デジは受信できるんですけど、そうするとアナログが受信出来なくなって
しまいます。アナログ機器もお使いになっているんであれば、実費で地デジを
受信できる方角にアンテナをもう1本増やして頂くしかないですね。現状のまま
だとアナログの受信障害を我慢して頂き、2009年まで今アンテナが向いている
中継局の開局を待って頂けねばなりません・・・。」

まったくフザケタ話だが、家の中には家族と私が使っているアナログ機器が
合計4つあるので、結局アンテナを1本増やす事にした。

長文になり、尚且つ話がかなり横道に脱線してしまいスンマソン。
強引にDMR-BW900に話を戻し、締める。

確かにこのDMR-BW900のフルHDの画を見てしまうとAVファンとしては後戻り
出来ないし、まだ頭数の少ない次世代ディスクレコーダーの中でお勧めするなら
この一台!・・・と、言いたいところなのだが、現状、決して安い買い物では
ないし、次世代ディスクの今後の動向が明確になった訳でもないし、一般ユーザー
はまだまだ様子見で良いと思う。
取り敢えず、我々AVファンがナケナシノお金を出して、「試金石」となって評価
しなくてはならないのは覚悟してますよ・・・・しかし、トホホな感じだよなぁ。

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2007年10月 7日 (日)

フジテレビ放映「写真物語Ⅱ」「50年間隠され続けたトランクの中の少年」・・・ジョー・オダネル氏が残した一枚の少年の写真。

2007年10月6日土曜日夜、フジテレビ系列をご覧になった多くの方は・・・
バラエティ「めちゃイケSP・オカザイル」の岡村隆史とEXILEに”笑いと感動”
を頂戴し。
映画「フラガール」で”日本に今、必要な元気”を頂戴し。
そして、その後に放映された「写真物語Ⅱ」では・・・
”大きな悲しみと一時の安堵とこの国の不安”
・・・を感じたのではないだろうか?

ここでは「写真物語Ⅱ」で最初に紹介されたジョー・オダネル氏の
「50年間隠され続けたトランクの中の少年」
について触れさせて頂く。

この写真は1945年8月9日の原爆投下で甚大な被害を受けた長崎市浦上川
周辺で当時米海軍のカメラマンであったジョー・オダネル氏によって撮影
された。
浦上川の川辺で亡くなった人々が焼かれているそばで、一人の少年が既に
亡くなっている幼子を背中に背負い、直立不動で立ち、まるで溢れ来る
悲しみをじっと堪えるように、唇を噛み締めて毅然とした表情を切り取った
写真である。

この写真についてはこれまで「焼き場に立つ少年」と称されて一部メディア
では紹介されていた。

しかし、長崎に住む以外の方のほとんどが今回の番組「写真物語Ⅱ」でこの
写真の事を知ったのではないだろうか?

実際、長崎市民の多くが、この写真を知ったのも今年2007年の夏だと思う。
切っ掛けは、今年の夏、長崎県立美術館で報道写真家として最も著名な
ロバート・キャパの写真展・・・
「ロバート・キャパ その生涯と作品」(「CAPA'S WORLD」)
・・・が開催され、そのキャパの写真展に合わせてこのオダネル氏の写真が
一枚のみ展示された。
このキャパの写真展とオダネル氏の写真については写真展開催中、地元長崎の
マスメディアで何度も報道された。
ただ、キャパの写真展の一番最後のコーナーにオダネル氏の「焼き場に立つ少年」
の写真が展示されていたため(もちろん写真の具体的な説明が文字で紹介されて
はいたのだが)、キャパの写真と混同してしまっている人々が多くいた。

私自身、この写真の存在を知ったのは2004年BS-iで放映されたドキュメンタリー
作品「原爆の夏 遠い日の少年」という番組を観た時であった。
この番組が撮影されたのは2004年2月と記録されている。
その時点でオダネル氏は81歳。冠動脈に病気があり既にバイパス手術を受け、
心臓にもペースメーカーを付け、尚且つ、背骨にも大きな障害を負っており、
金属のプレートを入れる手術を何度も受けているような状態であった。
それでも彼はその体で長崎を再び訪れ、様々な人の協力を仰ぎ、
「焼き場に立つ少年」の行方を追った。
だが、結局、その少年の”今”を見付ける事はできなかった。
このドキュメンタリーの中で彼がその写真を撮った時の具体的な話をしている。
私はこの番組を録画していたので、再度その映像を見て確認した。
彼は物憂げな表情でこう語っていた。
「私は仮設の焼き場の方へと近づいていった。そこではマスクをした男たちが
遺体を火の中に投げ入れていた。私はじっと見ていた。しばらくすると幼い
子供を背負った少年がやって来た。係りの人は背中の子をおろし、燃え盛る炎の
上にそっと乗せた。脂の焼ける音が、シューシューとしていた。炎は勢いを増し、
私の顔も熱くなった。少年は泣くまいと耐えていたようだった。まるで軍人の
ようだった。私はそばに行ってなぐさめてやりたかった。しかし、思いとど
まった。もし、そうしたら彼は泣き崩れてしまったのだろう。必死にこの現実に
耐えていたのだ。私は彼の家族を探そうとしたが見つからなかった。」

上の言葉は「写真物語Ⅱ」で広末涼子が紹介してくれた内容とほぼ一致して
いる。
ただ、「写真物語Ⅱ」ではいくつか、誤解を招く表現があった。
まず、オダネル氏の体調の変化について長崎で被爆したのが直接の原因の
ように語られていたが、厳密に言うと因果関係については、はっきり
していない。これは晩年のジョー・オダネル氏(81歳時点)の体調を管理
していた医師が被爆の影響はあったかもしれないと言っただけで、それ以上
でもなくそれ以下でもない。
それから、オダネル氏が「原爆が落とされたばかりの長崎」に直接入ったか
のような表現があったが、彼が入ったのは長崎県には違いないが、まず最初に
佐世保市に船で入港し、そこから道路を南下しながら、撮影を続けて長崎市に
入っている。また「原爆が落とされたばかり」というニュアンスもちょっと違う。
実際に長崎に入ったのは原爆投下から約1ヶ月後の9月である。
”焼き場に立つ少年”の写真が撮影されたのも9月だ。
ただ、原爆投下から1ヶ月程経っていたとはいえ、長崎市内は焼け野原で、
被爆の影響や原爆の熱線によるやけどやケガで多数の人々が亡くなっていた事
には何ら変わりはない。

「50年間隠され続けたトランクの中の少年」(「焼き場に立つ少年」)
の写真は米軍や米国政府の検閲を受けていない写真である。
ジョー・オドネル氏は被爆地長崎で多くの写真を撮影している。
検閲を受け公開され、プロパガンダに利用されたものもあれば、戦争の
凄惨さを記憶すべく、検閲を逃れ、ネガとして隠し持っていたものが
存在する。
戦後は政府要人や「写真物語Ⅱ」で紹介された通り、ホワイトハウスの
カメラマンとして活躍した。
特にケネディ家を写し撮った写真は高く評価されている。
2004年、彼はアメリカ・ナッシュビルの地元で1945年長崎で撮影して
いた写真を一般に公開する。そこで多くの人々が彼の真実を知る。
そして誰もが「焼き場に立つ少年」に途方もない衝撃を受ける。
それを見たアメリカ・ナッシュビルの人々は我々、日本人と同じように
少年のその時の想いを想像して胸を打たれ、彼がその後、どうなった
のかと言う事に想いを馳せる・・・。そして、我々と同じように涙する。

2004年に撮影されたドキュメンタリーの最後に彼が残してくれた言葉・・・
「彼は(「焼き場に立つ少年」の事)すっかり大人になっているだろうね。
戦争の事を覚えているだろうか。原爆がいかに酷いものだったか。いかに
廃墟にしたか。何人もの人が殺されたあの日、友達や両親はどうしただろ
うか。2度と起こしてはいけない。どちらが悪いかは関係ないんです。」

今年の夏、長崎のメディアもこの「焼き場に立つ少年」が一体誰なのか、
情報提供を求めたが、2007年10月6日現在、一切所在は明らかになって
いない。

2007年8月9日、脳卒中によりジョー・オダネル氏は永眠された。
享年85歳。
彼が長崎の原爆記念日に亡くなられたという事は、分子で宇宙を語る
ような考え方では片付けられないような気がする。
「焼き場に立つ少年」の写真と共に、確かに其処に存在した感情ある命
について考えさせられるのだ。

追記:
ジョー・オダネル氏についてはジョー・オドネルという表記でもメディア
で報じられている事を付け加えておく。
英字での正確な氏名の綴りは・・・「Joseph R O'Donnell」である。

「焼き場に立つ少年」
http://www.cdngk.net/yakibaboy.htm
「トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録」
http://www.amazon.co.jp/dp/4095630132
「焼き場に立つ少年」の実際の写真

Photo_2

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2007年9月30日 (日)

軍事独裁政権下のミャンマー(ビルマ)で殺害された日本人ジャーナリスト長井健司氏のビデオカメラが無い・・・。

前回ブログで軍事独裁政権下のミャンマー(ビルマ)で殺害された日本人
ジャーナリスト長井健司氏の事に触れたが・・・。
最悪の報道が2007年9月30日に流れた。

長井健司氏のビデオカメラが無い。
ミャンマー(ビルマ)側当局からご遺体と同時に返却された遺物の中に
予備のカメラはあったが、該当のビデオカメラが見つからないという。

長井氏が命を掛けて撮影した筈の映像は間違いなく奪われてしまった。

当初、該当のビデオカメラは返却されたとの報道がなされたが、一体これは
なんだったのだ。
結局、現地大使館も外務省は何のチェックも出来ていなかったと言わざろう
えない。

ミャンマー(ビルマ)側当局は思っていたより、遙かにしたたかだった。
もう、日本人の手にこのビデオカメラ(ビデオカメラそのものより撮影
された中身が重要なのだが)が戻る事は無いであろう。

長井氏が殺害された映像が流されて以後、ミャンマー(ビルマ)の情勢に
関する情報もほとんど入ってこなくなった。

事態はかなり絶望的となったが、少なくとも日本政府は各国との協調など
カッタルイ事を言っている場合じゃない!
長井氏の遺品の完全返還を求め、即時の制裁を発動し、強い姿勢で軍事独裁
政権に臨むすべきである。

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2007年9月29日 (土)

軍事独裁政権下のミャンマー(ビルマ)で殺害された日本人ジャーナリスト長井健司氏のビデオカメラには一体何が撮影されているのか?

軍事独裁政権下のミャンマー(ビルマ)でAPF通信社契約記者カメラマン
長井健司氏が2007年9月27日デモを制圧する軍によって殺害された。

ミャンマー(ビルマ)政府は情報統制を謀っていたが、その長井氏殺害の
瞬間の映像は一気に世界中に流出した。
流出したいくつかの映像を見る限り、ミャンマー(ビルマ)政府側が当初
発表した流れ弾に当たって死亡したという事は真実で無い事が明白となった。
デモに加わった市民を追い立てる兵士が、ビデオカメラを回す長井氏に対し、
意思をもって至近距離で発砲している。
威嚇射撃でなく、明らかに対象者が死んでも構わないという非情な正確さだ。
発砲を受けた長井氏はそのまま道路に弾き飛ばされるように仰向けに倒れるが
それでも自分を撃った兵士へ向けてビデオカメラを回そうとする様子が一瞬、
窺える。
しかし、体を貫通した銃弾は容赦なく長井氏の意識を喪失させる。
長井氏の動かない体は長い時間放置された後に、回収されている。
回収に当たる数人の人物の映像も既に流れているが、ヘルメットに制服を着た
連中であり、明らかに一般市民ではなく警察か軍兵士と思われる。
現段階では出血多量による死亡とされているが、長井氏の命がどの時点で完全に
途絶えたのかは定かではない。
しかし、今となっては軍事独裁政権下の軍兵士に殺害されたという事実は変え
ようがない。

ただ、不思議なのは厳しい情報統制を敷いていたミャンマー(ビルマ)側が
何故、長井氏の遺体と一緒にビデオカメラも在ミャンマー日本大使館側に返した
のかと言う事だ。ビデオカメラのテープも抜き取られたという報道も現時点では
一切ない。
思うにミャンマー(ビルマ)側も現場が混乱しており、状況把握を怠ってしまい
長井氏をジャーナリストとして認識できず、ただ在留邦人を殺害してしまったと
いう現実にこれはまずい事になったと慌て、そのまま日本大使館側に遺体を返す
というミス(ここで言うミスとはもちろんミャンマー(ビルマ)軍事独裁政権に
とってのミスという意味だ)を犯してしまたのではないか?

9月29日現在、日本大使館、もしくは外務省側が長井氏のビデオカメラに写された
内容をチェックしたという報道はなされていないが、長井氏が契約していたAPF通信
社の代表:山路徹氏が29日午前にミャンマーに向けて飛び立った。
山路氏は長井氏の遺体の早期日本搬送手続きを行うと同時に、長井氏が撮影していた
ビデオカメラのテープの所在を確認し、映像を確認したいとの発言もされている。

長井氏が命と引き換えに、ミャンマー軍事独裁政権の行方を大きく揺るがす映像を
撮影していた可能性は非常に高い。
事と次第によってはミャンマー民主化への加速の”KEY”と成り得るかもしれない。

一部で長井氏の行動を状況把握せずままミャンマー入りしたとして勇み足かのように
批判する連中もいるが、本当に真実を見つめられるのはこのような流動的な状況下
での”現場”でしかない。
確かに取材までに準備が出来るならばそれにこした事はないが、その間に多くの
情報は操作され、重要な”真実”はねじ曲げられてしまう。
”歴史の瞬間”と”真実”を切り取るためには何よりも迅速性が求められる。

常に”現場”にこだわり、真実を見極めようとしたジャーナリスト長井健司氏に
謹んで心から哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。

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2007年9月13日 (木)

安部晋三の「Resign」と知人会社社長の「Suicide」

安部首相が辞任を表明した。
それも誰も想像だにしなかった時期に・・・。

今回の安部晋三の行動は「Resign」というよりは政治生命という意味では
「Suicide」に近いのではないか?
9月12日のTBSラジオ「ストリーム」でコラムニストの勝谷誠彦氏が明かした、
本日、9月13日発売(地方によっては15日発売)の週刊文春に掲載されたの
安部晋三の大スキャンダルの真偽の程は現時点では定かではないが、もし、
この話が現実ならまさしく『と学会』もびっくりのトンデモナイ事態となり、
政局どころか社会も大混乱に陥るであろう。
一国の首相の個人的なハタ迷惑な信仰が政局に大きく関わっていたなんぞ、
考えただけでもオゾマシイ。
側近筋からの体調不良や精神的疲労が本当の理由と実しやかに伝えられている。
確かにそれが大きな要因となりえた事は最も想像に難くないが、いくら何度も
ヘタを打った人物とはいえ、間違い無く自分の政治生命を完全に絶ってしまう
ようなタイミングと辞任会見で話した内容が、多くの人がそうであるように、
私自身もまったく腑に落ちない。

実は、私はここ数日、自分の身近に起きた事件で困惑していた。
私より2つ年下の知人が「Resign」と「Suicide」を一気に実行してしまった
のだ。
享年42歳。父親の代から受け継いだ地元に根差した小企業の社長だった。
私が色んな問題を抱え2000年春、地元に帰郷したとき、病んだ私の心を
和らげてくれる医師を紹介してくれたのが、彼だった。
会社の業績が悪化し、今春にリストラを行い、有能な人材を何人も泣く泣く
切らざろう得なかった。
これまで頼りにしていた中小公庫の融資も困難になっていたそうだが、
会社自体は何とか社長以下、残った者でこれまで頑張っていた。
しかし、残された彼の遺書には自ら命を絶つ事で生じるであろう問題の対処
について多く綴られ、最後に・・・
「何とかこれからも頑張って会社存続のために社員全員で頑張って欲しい」
というような文面があったと聞いた。
私はそれを知って悲しみを通り越し、大きな怒りを覚えた・・・。
あまりにも無責任過ぎるよ!
仕事熱心だったが、あまりにも自分で何もかも抱え込み過ぎていた。
社員たちも彼の疲れを知っていたが、そこまで悩んでいると読み取る事は
できなかった。
何故、全てを吐き出して、もっと社員を信頼しなかったんだよ!
これから先どうなるのか判らないが少なくとも社員たちは悲しみと怒りを堪え、
前に進もうと頑張っている。

生きていると誰だって死にたくなる時がある。それで死んだら全て終わりと
思うな! 死ぬ行動力があるならその行動力を誰かに託せよ!
そして苦しみや痛みを分かち合えよ!

この国を本当に変えられるのはもう僕ら自身でしかない。
僕ら一人一人がそいういう気持ちで臨まないと、この国は滅びてしまう。
僕らでバトンを落とす訳にはいかないのだ。

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2007年8月11日 (土)

平成19年8月10日、連鎖販売(マルチ商法)業者であるユナイテッド・パワー株式会社に経済産業省が特定商取引法違反事業者に対する行政処分を下す。

このブログで連鎖販売(マルチ商法)業者であるユナイテッド・パワー株式会社
について触れたのは2006年3月26日であった。
(詳細については下記、直リンクのブログ内容をご覧いただきたい)
http://wildoldboy.cocolog-nifty.com/wild_old_boy/2006/03/it_3fd3.html

その直後から多くの方々から投稿だけでなく、直接メールにての問い合わせ
やご相談を頂戴していたが、私の上記ブログに『うさぎぴょんぴょん』さんが
投稿して下さった通り、また、既に各種メディアが報じ始めた通り・・・
経済産業省がユナイテッド・パワー株式会社に対し、特定商取引法の違反
行為を認定し、同法第38条第1項の規定に基づく指示を行い、併せて同法
第39条第1項の規定に基づき、6か月間の連鎖販売に関する勧誘、申込み
受付及び契約締結に係る業務を停止するよう命じた。

経済産業省HPの報道発表
http://www.meti.go.jp/press/20070810005/20070810005.html

発表資料名 : 特定商取引法違反事業者に対する行政処分について(PDF形式)
http://www.meti.go.jp/press/20070810005/tokusho.pdf

2007年8月11日現在、まだユナイテッド・パワー株式会社のHPはクローズ
していない。
http://www.unitedpower.co.jp/
また、HPでは経済産業省の行政処分に対してのアナウンスすら行っていない。
これだけでもこの会社がいかにずさんな運営であったことがお判りになるで
あろう。

これから被害の全貌が次第に明らかになるであろうが、この手の連鎖販売
による問題で、一番解決が難しいのが被害者が既に加害者になってしまって
いることにある。
このような厳しい行政処分を受けたことにより、ユナイテッド・パワー株式
会社の自体の存続は困難であろう。
会社側がこれから被害者に対し、どのような対応を行うのか、まったく
見えてこないが、多くの実害を被った方々の本当のご苦労はこれから始まる。

ITを切り口に知識のない人々を巻き込んだこのような手口は、これからも
後を絶たないかもしれないが、今後も行政側は消費者の声に敏感に反応して、
調査を実施し、このような厳正な対処で望んでもらいたい。

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2007年8月 9日 (木)

8月7日に観た。スティーヴン・オカザキ監督作品ドキュメンタリー映画「ヒロシマナガサキ」(原題「WHITE LIGHT / BLACK RAIN」)

ヒロシマ(広島)とナガサキ(長崎)の被爆者、アメリカにて原子爆弾開発に携わった
科学者と技師、広島に原爆を投下したエノラ・ゲイ号の航空士らの証言と被爆直後の
様々な貴重な映像を中心に構成されたドキュメンタリー映画「ヒロシマナガサキ」
(原題「WHITE LIGHT / BLACK RAIN」)を広島原爆記念日8月6日と長崎原爆記念日
8月9日のかの合間の2007年8月7日に長崎市民公会堂で観た。

Hirosimanagasaki

東京では岩波ホールで7 月28日(土)より公開されている。
(9月下旬まで 公開予定)
http://www.iwanami-hall.com/

被爆地である長崎での公開はあくまでも『映画「ヒロシマナガサキ」を長く広める会・
ジグロ』主催による8月7日の自主上映のみでたった1日しか公開されていない。

監督は1991年「Day of Waiting(待ちわびる日々」でアカデミー賞短編
ドキュメンタリー部門を制した日系3世アメリカ人スティーヴン・オカザキ。
スティーヴン・オカザキ監督は2005年にも原爆小頭症患者とその家族を
題材にした「マッシュルーム・クラブ」でも同賞にノミネートされている。
上記2作品を含め3度のアカデミー賞ノミネートと2度のユネスコ賞受賞、1度の
エミー賞ノミネートとドキュメンタリー作家としては錚々たる実績を誇る。

スティーヴン・オカザキ監督の製作会社公式HP
http://www.farfilm.com/

映画の冒頭、インタビュアーが現代の東京渋谷の若者たちに1945年8月6日に何が
あったのか知っていたら教えてくれと頼むが答えられる者はいない。
それは今40代半ばとなった我々の世代が若かった頃となんら変わりはない。
私の両親は長崎市でともに被爆した。私は被爆二世である。
私は1980年代前半大学入学のため上京し、20年近く東京で生きたが、長崎市と
広島市出身者以外「1945年8月6日と9日が何があったか知っているか?」・・・
と問うても僕らの同年代でさえ答えられる者はほとんどいなかった。下の世代なら
尚更である。

このドキュメンタリー映画では非常に凄惨でショッキングな映像が被爆者の証言と
ともに提示される。
私の前列に座っていた小学生の男の子は上映時間のほとんど手で顔を覆い、隣に
いる父親に凄惨な映像がスクリーンにまだ映っているのかと何回も尋ねていた。
私より下の世代のその父親自身も何度もスクリーンから目を逸らしていた。
他県から来たと思われる私の横に座っていらした、初老のご婦人お二人は何度も
啜りあげて泣いていらした。

多分この映画を観られる多くの一般の方々はこのような反応になるであろう。
当然だと思うし、否定もしない。
だが、私は自分なりに被爆二世として原爆や核、放射能による被害については
勉強し、精査してきたつもりだ。
私の立場からのこの映画を観て感じたことを述べさせて頂きたい。

ひょっとしたらこの映画を既に観た方で、証言者としてこの映画に登場する
被爆者の方々の語り口に違和感を覚えられた方はいないだろうか?
被爆者の証言者の皆さん非常に饒舌で語り口が上手い。
被爆して負った肉体の『傷』はリアルそのものなのに、話し言葉はまるで
『物語』を語るように感じられなかっただろうか?

もし、そう感じたとしたら、それには明解な理由がある。
この映画で被爆者として証言されている方は実は『語り部』として長年、原爆
被害を訴え、活躍されている方がほとんどなのだ。
私自身、これらの方々のご苦労された人生は他人には推し量れないものであると
思うし、「次世代に語り継いで行かなくてはならない」という強いご意志には
本当に敬服するばかりであるのだが、一方で、高齢になった被爆者のほとんどが
もう何も思い出したくもないし、何も語りたくもないという現実が渾然として存在
している。
本当は語られる事が稀有で、語られない事の方が圧倒的に多いのだ。
スティーヴン・オカザキ監督はこの1時間26分のドキュメンタリー映像作品を制作
するに辺り、約500名の被爆者と会い、取材を重ねたとしている。
だが、実際に被爆者の証言映像として取り上げられたのは14人。
結局はこのドキュメンタリーの根幹に『語り部』の方々の証言を置かざろう得なく、
そこにショッキングな映像を被せ、アメリカ側のいくつかの視点を織り込むことで
しかこの作品を構成できなかったことに(一般的にはそれで十分過ぎる程なのでは
あるが)、私自身は性善説的戦争ドキュメンタリー作品の限界を感じてしまった。
中立性を保とうとする意志は作家の『良心』とも解釈できるのだが、だがそれを
意識し過ぎるとそれは『良心』ではなく『曖昧な神の目線』となる。
もともとは木訥なまでに生々しかった市井の人々の話が、拡がれば拡がるほど
形骸化し、固定概念を有してしまった圧倒的な映像の迫力に覆い被され、想像力を
失い、結果的に『真実』そのものを『希釈』してしまい『物語』となっていく
過程を私は現在進行形で見せられてしまったような気がした。
実際には流れて存在した筈の過去の悲劇の時間と空間は大きな喪失感と虚しさに
よって埋め尽くされてしまった。
これは、私自身にかなり大きな混乱をもたらした。
だが、はっきり言える事は『希釈』の過程に一番責任があるのは間違いなく僕らの
世代なのだ。
『語り部』の方々には何の責任もない。過去の悲劇を知らない人々にも、わかり
やすく伝えたいというお気持ちが『話の仕方』を『技術』として進化させたの
だから。
だが残念ながら『語り部』の方のご意思とは反対に、その進化は僕らの
『足元の言葉』からは少しづつ遠ざかって行ってしまっている。
僕らの世代は両親、祖父・祖母の世代に起きた出来事についてあまりに無関心
過ぎた。
僕らの両親、祖父・祖母の世代も、悲劇と悲劇に陥るまでの過程を覆い隠して
しまい、語るべき『足元の言葉』を封印してしまった。
それは現在、僕らの子供の世代にそのまま反映されてしまい、想像力の大きな
欠落を招いてしまっている。それはこの国で今、起きている様々な悲劇へと
間違いなくリンクしている。
まずは目先の情報やデータや物語に捉われず、まず封印されてしまった
『足元の言葉』を拾い集めて、自分のものにする必要がある。
父や母たちが恐怖と悲しみにくれて、仕舞ってしまった引出しの中身を明らか
にするのは大きな痛みを伴うのかもしれないが、今すぐに絶対に僕らが行わな
くてはならないことだ。
さらに大事なのは知るべき事は原爆だけでなく・・・
一体あの戦争で何が起きていたのか?
私たちの両親、祖父・祖母の世代が何を積み重ねてきたのか?
何を考え、どう生きていたのか?生き延びたのか?
・・・それとも殺したのか?殺されたのか?
・・・知ることにも大きな恐怖が伴うだろうが、それは糧となる筈だ。

そうしなければ、またボタンの掛け違いが始まり(もう始まっているのかも
しれないが)、また同じ過ちと甚大な被害を次世代以降にに引き起こして
しまうであろう。

ちなみに「原爆しょうがない」発言の前防衛庁長官の久間章生は長崎県出身の
1940年生まれの戦中派だが、彼は長崎市の出身ではなく現在の南島原市出身
であるため原爆被爆体験もなければ被爆者の実状についての知識は薄い。
また知ろうともしていなかったのであろう。
あの発言はは『無知』ゆえの無恥な発言でしかない。
しかし、『無知』こそがが最も恐れるべきことであり、時と場合によっては
『無知』は罪となる。

私の場合、上に述べたように一般の方とは違う視点で、この映画を評価したが、
それはそれで大きな考えるべき課題をこの映画から頂戴したので、そういう
意味ではこの映画と出逢えた事に素直に感謝したい。

各地での公開予定は下記サイトで参照されたし。
映画製作・配給会社シグロ
http://www.cine.co.jp/

尚、公開予定地域でなくとも地域団体による自主上映(場合によっては一部
左捲き団体のプロパガンダ的意味合いで公開される可能性もあるかもしれない)
があるかもしれないが、主義主張に惑わされずに一歩踏み出して是非、この
映画をご覧頂きたい。

但し、一般の大人でさえ目を覆いたくなる凄惨な映像が多く含まれている
ため、子供にとっては映像そのものに拒否反応を示すかもしれないし、この
映画を観たこと自体が大きなトラウマとなる可能性もある。
(私たち被爆二世の世代は小学校時代の原爆教育で原爆資料館展示物や学校で
あった上映会などで見せられたフィルムや写真がそうであった。私自身も当時
の原爆資料館に展示されていたたった一枚の写真パネル(胎内被曝の影響で
無脳症で死産で生まれてしまった幼児がホルマリン漬けにされている写真。
今はどこにも展示されていない)が今も悪夢でうなさらるほどトラウマに
なっている。)
もし、子供とご一緒にご覧になるのであれば、子供に対し、まず戦争と原爆に
ついて事前に少しでも話しておくことをおススメする。
できれば子供向けの戦争や原爆について記載されている本や資料などを少しでも
読んだり、見たりしていれば随分違うと思う。
また観賞後は映画の率直な感想を尋ね、その答えをフォローしてあげることが
必要であろう。(私たちは被爆二世の世代は凄惨なモノを無理矢理押し付けられ、
その後ほったらかしにされてしまったため、多くの人間が今もトラウマを抱えて
いる。)

尚、この映画は全米の大手ケーブルテレビHBO系列で2007年8月6日から一斉に
放映されている。
全米の視聴者がテロの直接の脅威にさらされている現状の中で、原爆や核というもの
自体をどう考えるかという事と、同時に、過去のアメリカのプロパガンダや現在まで
の歴史認識を再考するキッカケとなる要素を多く含んでいる映画の素材をどう受け
取るかと言うことに非常に興味がある。その反響には注視していきたい。

今日、2007年8月9日、長崎は62回目の原爆記念日を迎える。

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2007年7月30日 (月)

「自民大敗!民主大躍進!二大政党時代の到来!」&「鈴鹿8耐ヨシムラ優勝!」

7月29日の参院選で自民が大敗大破した。
参院選前、自民はオウンゴールを連発し、安部JAPANのオノレの足をひっぱり
続けた。
吹き上げた数々の逆風は安部さんと自民執行部がバカでなければ、追い風に
変えうるチャンスもあったのに、結局、国民に対して真摯に向き合おうと
しなかったのがこの結果だ。
これまで選挙というものは「世間のしがらみ」(それは利権や談合につながる)
というもので動いて来た。
今回の選挙で敗北した連中はもちろんだが、ひとり勝ちの民主も時代が大きく
変わったことを再認識しなくてはならない。
格差社会の現在では既にの多くの人々が「世間のしがらみ」というものに
縛られず生きているのだ。
しかし、苦戦はしたもののやっぱり当選してしまった相変わらずのタレント議員
(ヤンキー義家含む)の連中・・・どうにかならないのかねえ?
唯一の救いは大きな政治基盤ももたず、長年薬害エイズ問題で国と企業とそれらに
群がった連中と闘ってこられた川田龍平さんの当選であった。
民主党は大躍進したが、それで国民の目の前で山積みとなっている問題がすぐに
解決する訳ではないのだから、民主党にとってもこれからは試練の道となる。
バカ社民党は一度リセットしなければ、どうにもならない野党だし、
日本共産党はまずは名前から変えなければ何をうったえても国民の理解は得ら
れないし、国民新党は自民の派閥利権の違いからはみ出しただけの党だし、
新党日本は康夫ちゃん(田中康夫)一人と厳しい状況・・・。
民主はこれらの連中と交渉しながら、尚且つ、国民に理解される実行力を
見せれなければならない。
まずは野党は協力して国政調査権を行使して、様々な疑惑を明らかにする
必要があるだろう。
まぁどちらにしても衆議院解散へ向かって、政局がますます大混乱になるのは
目に見えている中、小沢さんの健康不安は自民と民主の二大政党時代に大きな
影響を及ぼすかもしれない。
国民としてしかとこの混乱の時代を見極めようではないか!

同日、開催された・・・
「コカ・コーラ ゼロ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第30回記念大会」
は殺伐とした選挙と違い、感動的なフィナーレとなった。
名門「ヨシムラ」の名を引き継いでいる「ヨシムラスズキ」の秋吉耕佑&
加賀山就臣組が1周目の第1コーナーから首位を独走!
「ヨシムラ」と元WGP世界チャンプ「ケビン・シュワンツ」で育てた34番
ゼッケンで快走し、結局、1度も首位を譲ることなく、216周でチェッカーを
受け優勝した!
「ヨシムラ」は30年前の鈴鹿8耐の初代王者!
「ヨシムラ」自身も27年ぶりで、本当に意義のある記念すべき勝利であった。
2位にはポールポジションを獲得したホンダワークス「TEAM HRC」岡田忠之&
カルロス・チェカ組が入った。
3位は「F.C.C. TSR」の伊藤真一&手島雄介組。
昨年の「鈴鹿8耐久」優勝&「JSB1000」チャンプの伊藤真一は今春のテスト
で負った大きなケガからの復帰レースであったが素晴らしい走りを見せてくれた!
期待のYAMAHA勢はノリックこと阿部典史&J.STAUFFER組の9位が最上位。
YAHAMAの伝統ゼッケン21を引く継ぐ「YSP Racing Team」中須賀克行&
大崎誠之組はゼッケン番号と同じ21周目のダンロップコーナーで中須賀が転倒し、
脱落してしまった。
記念すべき30年目の鈴鹿の暑い夏は劇的な様々なドラマを魅せて終わりを告げた。

中越地震による被災者の方々のご苦労はまだまだ続くし、おかしな天気と大混乱の
政局で日本国民は翻弄される夏となったが、今日7月30日は「土用の丑の日」
たまには『国産うなぎ』でも食べて、残りの夏を乗り切ろうではないか!

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2007年6月16日 (土)

【悪質な資格商法】『日本経営経理指導協会』の『労務管理士』資格の取得講座に公正取引委員会が排除命令!

前回のブログで【悪質な資格商法】としてご紹介した『労務管理士』
なる資格の取得講座について、
平成19年6月15日に公正取引委員会はこの講座を開催していた
『日本経営経理指導協会』を・・・

「『労務管理士』という私的に考案した資格を、公的資格のように
宣伝してセミナーの受講生を募集したのは景品表示法違反(優良誤認)
に当たる」

・・・として、再発防止などを求める排除命令を出した。

asahi.comの記事
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200706150087.html

上記、記事によると驚くべき事になんと30年近くにわたり東北から
九州まで、30府県以上で巡回講座を開き、少なくとも約1万8千人が
受講したそうだ。
このうち実際に何名が登録料や年会費を支払いまったく意味のない
『労務管理士』の資格を取得したのかは不明だが、莫大な金額が
騙し取られたのは間違いないのだ。
(ちなみに前回ブログのレスとして被害状況を知らせて頂いた方の
被害額は平成13年からで、20万位との事であった。)

折しも、確信犯アホ社会保険庁が引き起こした・・・
「(消えた年金ではなく)消された年金問題」
で日本社会が大混乱の最中、この報道自体の扱いは非常に小さい。

だが、年金問題がここまで大きくなったからこそ公正取引員会もこの
『労務管理士』 の【悪質な資格商法】を見逃せない状況になったので
はないだろうか?

「年金問題」の解決には国家資格である『社会保険労務士』の有資格者
の方々が果たす役割が非常に大きくなっている。
『社会保険労務士』に認められた業務として「年金相談」がある。
(ここで言う「年金相談」とは「年金の加入期間、受給資格等について
わかりやすく説明するとともに、年金の裁定請求に関する書類を依頼人
に代わって作成、提出すること」を言う。)
しかし、国家資格としても認められておらず、尚且つ、社会的に意義の
ある私的資格としても認知されていない『労務管理士』 の資格では
何一つ解決できる問題はないのである。

『労務管理士』 の有資格者の方々のほとんどが、【悪質な資格商法】
に騙された被害者であるのは確かなのだが、しかし、この「年金問題」
に乗じて、『労務管理士』を名乗り、人儲け考えている輩もいる可能性
がいる事も想像しておかなくてはならない。
私が「『労務管理士』 の【悪質な資格商法】を見逃せない状況になった
のでは?」という理由もここにある。

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2007年6月 3日 (日)

「深遠なる愛」を守る戦い・・・「めぐみ-引き裂かれた家族の30年(ABUDACTION THE MEGUMI YOKOTA STORY)」

もう30年にもなるのだ・・・。

1977年11月15日、新潟の女子中学生であった横田めぐみさん(当時13歳)は
北朝鮮という『ならずもの国家』(『国家』とは認めたくもないが)に拉致
された。
当時、同じ中学生だった私も今年、40半ばを迎える。

ドキュメンタリー映画・・・
「めぐみ-引き裂かれた家族の30年(ABUDACTION THE MEGUMI YOKOTA
STORY)」
・・・は、横田めぐみさんのご家族と1978年に拉致された増元るみ子さん(当時24歳)
の弟、増元照明さんを中心に北朝鮮による拉致によって家族を奪われた方々の活動と
生きて来た証しに焦点を当てた作品だ。

日本国政府が正式に北朝鮮による拉致被害と認定するのは1997年。
今から10年前・・・。横田めぐみさんが拉致されてから何と20年の期間も要した。
それまでは国会やメディアにて拉致疑惑の話題が何度か出ても、左捲きメディアや
社会党(現社民党)、それらを支えた左捲き愚民によって押し切られてきた。

北朝鮮による日本人拉致問題
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E6%8B%89%E8%87%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C

この映画を撮ったのは2002年の小泉純一郎首相の第1回訪朝によって、北朝鮮に
よる拉致問題を初めて知った、アメリカ人ドキュメンタリー映像作家クリス・
シェリダンとCBC(Canadian Broadcasting Corporation)のキャスターである
パティ・キムの夫妻である。
製作総指揮は「ピアノ・レッスン」(1993)、「ある貴婦人の肖像」(1996)
「イン・ザ・カット」(2003)という傑作を生み出したニュージーランド出身
の映画監督ジェーン・カンピオン。

日本人の多くが中東やアフリカに起きている悲劇の現実を知らないように
世界中のまだ多くがこの北朝鮮による拉致事件を知らない。
拉致被害者が日本、韓国、東南アジア諸国だけでなく、世界中に散らばって
いるのにだ。

クリス・シェリダンとパティ・キムの視点はまず、拉致事件そのものが一体
何なのかと言う情報収集の過程と結果に向けられるのだが、その現実を知ると
視点そのものが拉致被害者家族へと移行していく。
そして我々が断片でしか知り得なかった拉致被害者家族が背負ってきた30年
という膨大な時間の苦悩と途方もない重みが何なのかを思い知らされる。
失踪(Disappearance)から誘拐(Kidnap)、誘拐から拉致(Abduction)へ。
理不尽に息子や娘を奪われた親、兄弟を奪われた兄弟・・・。
帰国できた拉致被害者と家族、帰国できなかった拉致被害者と家族。
焦り、苛立ち、怒り、悲しみ、期待、笑顔と絶望、そして・・・希望。
無視され続けた20年、国家の政治カードとマスメディアに利用された10年。

だが、切り出された映像と言葉から30年の間まったく揺るがなかったモノが、
次第にクッキリと見えてくる・・・国家や政治や社会の揺さぶりにも微動だに
しなかった唯一無二の存在・・・。

それは・・・「深遠なる愛」。

親が子を殺し、子が親を殺すこの悲しい時代にも、それは間違いなく存在して
いる。
「深遠なる愛」を守るために命を掛けて戦っている人がいる。
その根底にあるものは、混迷する現代日本社会の唯一の希望でもある。

映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」公式サイト
http://megumi.gyao.jp/interview.html

DVD「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」
http://www.amazon.co.jp/dp/B000K2Q6QA/

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会公式サイト
http://www.sukuukai.jp/index.php

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2007年4月23日 (月)

「涙」と「嘆き」と「怒り」と「世襲」では市政は任せられない・・・・横尾誠vs田上富久。長崎市長選挙。

4月17日夜、長崎市元伊藤市長が狙撃され、日が変わり市長は亡くなれらた。
これは長崎市民としては本当に怒りに打ち震える出来事であった。

だが、私自身、同時に・・・これはまずい事になるという感じがした。
間違いなく伊藤市長の家族や関係者・・・多分、近親者が出馬し、弔い合戦
に出る。
その時点で、他にまともな候補者は一人もいない。
(まずこういう事態がこそが根本的におかしいのだが・・・。)
弔い合戦に打って出られると市民感情は流され、日本の政治に蔓延る悪しき慣習
「世襲」候補しか、長崎市民は選択せざろうえないのか?

案の定、長女の旦那、横尾誠氏(40)(西日本新聞記者。大阪府出身。千葉県在住)
が出馬表明し、4月19日午前に補充立候補を届け出た。

しかし、補充立候補締切2時間前、もう一人の男が名乗りを上げた。
長崎市役所統計課長の田上富久氏(50)(長崎県五島市出身)。
公職選挙法では公職に就く者が立候補する場合は辞職をしなくてはならない。
田上富久氏は安定した職を辞し、長崎のために立ち上がった。
そして、田上氏は、こう言った。

「肉親の情としては判るが、それと自治は違うのではないか。」

はっきりと「世襲」を否定した。
そして、たった3日間という選挙戦を・・・
「市民が市民自身の力『市民力』で、この街を良くして行かねばならないのです。」
これで戦った。
実は、彼は地元市民や地場企業にとっては知る人ぞ、知るという人物で、市役所に
勤務しながら、市に貢献してきた実績が、以前から高く評価されていた。

対して、「世襲」の横尾氏は遺族ともども「感情に訴える」事しかできない。
単純な「暴力」vs「平和」に図式に訴える事しかできなかった。

結果、僅差で田上富久氏が勝利した。

市民も「感情」や「世襲」ではなく「現実」を選択した・・・
そう言いたいところであるが、実はそうでもない。
なんと亡き前市長の名を記入した投票用紙が1万5千票近くも存在したのだ。

田上氏は優秀な人材なのかもしれないし、今後の氏の活躍には大いに期待したいが、
「後だしジャンケン」的な勝利という感じも否めず、後味が良いとは言えない。
彼が本当に心に期するべき物があったのなら、できれば前伊藤市長が亡くなる前に
立ち上がって欲しかった。
伊藤市長が現在で立候補している中、その子分である役所の課長が辞職して
立ったというのであれば、たとえ敗北しても、今回の勝利より、もっと意味が
大きかった筈だ。
そう言う事ができないこの国の地方自治のほとんどを占める体質こそが、本当は
大きな問題なのだ。

ジャーナリストの勝谷誠彦氏の言した・・・
「利権テロ」
長崎伊藤市長に対する「テロ」は「平和」に対する「暴力」という単純な図式
ではなく、利権談合からこぼれ落ちたものが引き起こした「利権テロ」である
という事は事件背景が明らかになるにつれ確定的になった。
今回の事件に関しては、「平和都市長崎」という言葉に何の意味もない。
起きた事件はあくまでも「利権テロ」でしかなかったなのだ。
選挙戦の最中、長崎市は「利権テロ」で大混乱に陥った。
だが、この起爆剤は長崎だけでなく、全国に埋もれている事を忘れないで
頂きたい。
本当に国民全体が心して掛からないと、その起爆剤はまた必ず起爆する。

最後に凶弾に倒れた「伊藤一長」という人に触れておきたい。
ご親族のご心労やは計り知れず、ご本人のみならず本当に無念であろう。
その無念さが性急な「世襲」に走らせてしまったのも悲しい事である。

私自身、故郷長崎に帰郷してすぐ、勤務した企業で伊藤市長にお会いし、
4時間ほど同じ時間を過ごさせて頂いた事がある。
その時の印象は・・・
「清潔感があり、人の話を理解しようと、しっかりと耳を傾ける人。」
というものであった。
私自身、伊藤市長市政そのものに全て賛同していた訳ではないが、
長崎にとっては逸材であったことには違いない。

実は伊藤市長が狙撃された4月17日の午前、私はオートバイで国道を
走行中、車に追突され事故に遭った。
警察が来て、事故処理を行い始めると国道が渋滞となった。
その最中、伊藤市長の選挙カーが通り掛かった・・・。
渋滞していたせいもあるのかもしれないが、選挙カーは何だかスロー
モーションのように通り過ぎて行き、張り上げていた声も何だかゆっくり
と聞こえたのだが、何をしゃべっていたのかはまったく覚えていない。
スピリチュアルな現象など信じないが、何か不思議な感じがしたのを
覚えている・・・。

人間の人生は本当に儚くも脆いものだ・・・。
だからこそ日々を懸命に生きなければならないのかもしれない。

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2007年1月23日 (火)

宮崎県民の期待に応えられるのか。「そのまんま東」から宮崎県知事「東国原英夫」へ。

私は「そのまんま東」の知事当選を確信していたが、まさか7万票差という
がつくとところまでは予想できなかった。

宮崎県民の方々は本当にこのままではいけない。勇気を持って一歩踏み
出さなければ何も変えられない。
宮崎県民の方々も最初はタレント候補に一体何ができるのか?
疑心暗鬼だったであろう。
しかし、彼の真摯なまでの思いは選挙戦において間違いなく宮崎県民の
心を打った。
そして人々の気持ちは大きく動いた。

彼の当選に我が国の首相は・・・
「あくまでも地方の事・・・」
そう切り捨てた。その地方の集まりがこの国じゃないのか?
この国の現状を今の首相はこの期に及んでも理解できないらしい。
相も変わらず足元もみず、意味のない言葉だけを並び続けている。

宮崎県知事「東国原英夫」にとっては、既得利権の巣窟の泥濘に飼いなら
された県議会と役人たちは間違いなく彼の敵となる。
彼にとってはこれから棘の道が間違いなく待っている。

元長野県知事田中康夫は本当に頑張ったが、結局はその壁を討破る事は
できなかった。

もし、「東国原英夫」県知事が県政に風穴を空け、新しい地方行政の未来図
を描けたなら、そのうねりは間違いなく、この国の国政にも影響を及ぼすよう
になるであろう。
可能性は厳しいが、彼の動向には今後も注視しながら、同じ九州に住む者
としてエールを送りたい。

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2006年5月 8日 (月)

NHKスタジオパークに韓国トップ女優『イ・ヨンエ』が出演したぞー!

2006年5月8日月曜日、NHKスタジオパークがスタジオを飛び出し、NHKホール
から中継を行った。本日のゲストは・・・・

ジャーン!

韓国トップ女優『イ・ヨンエ』さんだ!

096_06
いやーやっぱり・・・美しいわぁ!

化粧が少ない方が美しい本当に稀有な女優だ!

NHKホールはオバサンたちが総立ちで、大騒ぎ!
なんでオバサンたちが騒ぐのかと言うと、BS-2での放映は既に完了しているが、
現在NHK総合で韓国TVドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」が放映されている
からだ。多分・・・。
しかし、そんな事はどうでもいい・・・。

『イ・ヨンエ』さんご本人にとってはTVドラマ「チャングム」でファンに騒がれるのは
本意ではない。
彼女自身、このドラマは睡眠も取れない程、時間が無く苦労したそうだが、作品
としてのクオリティに満足がいっていないと明言している。
だからいつまでもアジア圏でこの作品のことばかり触れられるのは本当はあまり
好きでないようだ。(スタジオパーク内でも柔らかい表現でこの作品に満足が
いってない事に触れていた。)

俺の地元に外人さんが沢山集まるショット・バーがあるのだが、そこである日、
ソウルから遊びに来ていた韓国人青年と知り合った。
日本語(堪能であった)と日本文化を学んでおり、特に日本映画に興味を持って
いる青年だった。
私は彼に・・・「私はJSAが日本公開される前から韓国盤DVD輸入して、イ・ヨンエ
さんのファンになったんですけど彼女は現在の韓国映画界ではどういう地位に
いらっしゃるんですか?」
という質問をした。

彼「彼女は韓国の中でも別格の女優さんです!映画出演作品も少ない
ですけど・・・日本でいうと吉永小百合さん!若い吉永小百合さんという感じ
です!」
私「あなた、吉永小百合さんの作品、観た事あるの?」
彼「日本でDVD買ったり、輸入したり沢山見てますよ!顔は似ていないけど
若い頃の吉永小百合さんの透明感がイ・ヨンエさんが持っている雰囲気に
凄く似てると感じました!」
私「僕も輸入DVDで初めてイ・ヨンエさんを観た時、まったく同じ事を感じまし
たよ!小百合さんの若い時の透明感と本当に似てるって思った!でも、
ドラマの大長今(チャングム)はなんか違うという感じがするなぁ・・・。」
彼「韓国でも映画女優のイ・ヨンエさんが好きな人はあのドラマ好きじゃない
みたいです。イ・ヨンエさん本人もあの作品クオリティが低くて満足がいかな
かったと韓国のメディアでも何度も発言してますし・・・」
私「やっぱり!そうですかー」

彼とは意気投合して、日本映画や韓国映画、アジア系映画について語り合い
朝まで飲みあかしましたとさ!

彼とは戦前からの日本軍による占領統治、強制連行労働、従軍慰安婦問題、
現在の竹島や拉致問題についても話したけど、まぁその青年は、日本文化を
肯定的に見ている青年だかもしれないが、ピリピリした感じはまったくなかった。
むしろ、冷静に事態を見ている感じがした。
彼が言っていたのは、今は昔とは考え方が違うから、確かに60代以上の人々
は日本に対し、特別な感情を持っている人も多いけど、普通の若い青年たちは
日本に対してそんなに悪い印象を持っている訳ではないと言った。
もし、日本にそんな印象で伝わっているなら韓国マスメディアが一部の過激に
騒ぐ人々を大きく取上げているので、それが日本にもそのまま垂れ流しにされて
いるので、そういう印象を与えてしまうのかも知れませんと言った。

ただ竹島(独島)問題については特に若い世代から子供たちを中心に、韓国政府
が急に教育に力を入れるようになったのでそのままの歴史認識を受け入れてしま
うと、竹島は韓国の物という認識がされやすいそうだ。
彼はお互いの国がもっと多面的に歴史を冷静に見る必要があると思うと良い事
を言った。
私も同感だ。

イ・ヨンエさんのおかげで韓国の好青年と友達になれたのだ!
イ・ヨンエさんありがとう!

イ・ヨンエさん主演映画
「親切なクムジャさん」Leeyonge4
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E41NIK

「ラスト・プレゼント」Leeyonge2
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00081U4ES

「春の日は過ぎ行く」Leeyonge1
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006RTUS

「JSA」Leeyonge3
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006F1VG

イ・ヨンエさん愛読書
村上春樹「ノルウェイの森」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062748681

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406274869X

イ・ヨンエさんが子供の頃、大好きだったプロレスラー
キム・イル(大木金太郎)おじさん
http://kuro.pinoko.jp/pro/w120.htm
大木金太郎は同じく朝鮮半島出身の極真会館・故大山倍達
(当時館長)に「プロレスの方が最強だ!」と挑戦状を叩き付けた
事もあるのだよん。(結局、大山倍達が受けなかったが・・・)

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2006年4月 1日 (土)

地上デジタル放送「地デジ!ワンセグ!」と騒いでみても・・・田舎はポカン!?

2006年4月1日より、九州地区でも「地上デジタル放送」と「ワンセグ放送(ワン・
セグメント放送」が開始された。
開始されたと言っても福岡県福岡市中心部と沖縄県那覇市中心部の一部(本当
に一部だ。)のみだ。

2011年(平成23年)7月24日を持って、現行地上アナログ放送は完全終了する事
が予定されているため、ユーザに周知徹底する事は非常に重要である。
だって・・・PSE問題みたいになったら困るもんねぇ。

しかしだ、4月1日土曜日、午前9時55分から九州地区で放映されたNHKの地デジ
特番の酷さはなんだ・・・。ユーザを舐めきった『バカ騒ぎ番組』。

この特番、冒頭に「高画質・高音質」「使うテレビ(データ放送、双方向テレビ)」の
利便性ばかりを唱えるのだが、「キレイ!凄い!」という抽象的な言葉ばかりが
並び、具体的な事はほとんど述べられていない。
挙句に「判らない事は最寄の電器店でお尋ね下さい。」
その後に、ほとんどの人がまだ体感することのできないハイビジョン収録ドキュメン
タリ番組を無駄に流され・・・
「ハイ!これが地上波デジタル放送です!凄いでしょ!」
・・・って、オイオイそれでオシマイ?ふざけるんじゃないよ!

私の地元でも今年の12月1日より、一部中心地域で『地デジ』開始に伴い、民法
キー局と同様に、地元民放合同でキレイな女子アナのオネエさんたちを使った
CMが放映され始めているがやっぱりこちらも「キレイ!凄い!」しか言っていない
まったくユーザにとっては意味の無いものが垂れ流しにされている。

この国では、国民にとって不都合な情報というのはほとんど伝えられないまま
物事は進めらてしまう。

コピー・ワンス問題も解決できない状態で、総務省と放送局は勝手にスケジュール
を推し進めている。

デジタル放送のコピ・ワンのガードが掛かった状態で、HDDやVHSなどの録画した
番組が他のDVDなどの他のメディアにコピーできないと判っている人がどれくらい
いると思っているのだ。
HDDやVHSなどに録画した番組をDVDにムーブするにはCPRM対応のメディア、
それもVRモードでしかムーブ出来ないという事のユーザにとっては本当に重大な
問題がまったく無視されている。
もちろんHDDを搭載した『Blu-ray(ブルーレイ) Disc』と『HD DVD』を搭載した録画機
が発売されるであろうが、一般市民に普及するまでに価格がこなれてくるにはまだ
まだ時間が掛かる。(一応、東芝がドイツW杯前に『HD DVD』録画機を発売予定して
いる事はアナウンスされたが・・・)

別に地元の人をバカにするつもりは無いけれど、田舎の人々はね、まだ、こういった
状況をほとんどの人が理解できていないのが現実なんだよ。
俺みたいにAV(オーディオ・ビジュアル)を趣味にしている人以外は本当に何にも
知らないのよ。
だって一般に判りやすい、周知徹底を全然行っていないじゃないか!
これは総務省と放送局が責任持ってやれよ!

俺の田舎ではこんな問題も起きた・・・。

丁度、俺の住んでいるエリアは中心市と近隣市との境にある訳よ。
現在、うちのエリアはUHFアンテナ自体は中心市の中継アンテナ地点を向いている
のだが、高齢者も多いうちのエリアは自分の家のアンテナ自体がどっちを向いている
かなんて理解していのがほとんどなのよ。
そんな状況下で、まず中心市の中継アンテナのアナ・アナ変換(UHFアナログ電波
周波数の変更)の工事お知らせの通知(『総務省重要なお知らせ必ずお読み下さい
テレビ中継局の放送チャンネルが変わります。』という封書ね)が届いたので、皆さん
お知らせの通り、工事を行ってもらったんだけど(うちは自分でやったが)、その数ヵ月
後に今度はなんと近隣市からまたまたアナ・アナ変換のお知らせが届いたのよ。

俺は近隣市からアナ・アナ工事のお知らせが届いた時、すぐに、これはおかしいと
思い、すぐにお知らせにある『地域受信対策センター』連絡を入れた・・・

俺・・・「あなた方は総務省の管轄化の下、責任持ってアナ・アナ変換工事をされる側
ですよね。うちのエリアのテレビの受信状況をちゃんと把握されてます?何故、工事
必要の無いうちのエリアにこのような的外れな通知が届くのですか?」

受信対策センター・・・「的外れは無いと思いますが・・・・」

俺・・・「的外れじゃ無い?私は自分の住んでいるエリアの受信状況を理解した上で、
連絡しているんですよ。これじゃ、うちの近隣区域の方々は皆さん混乱されますよ。」

受信対策センター・・・「受信状況をご自身で把握されているという事は、工事必要ない
という事でしょうか?」

俺・・・「私に聞いてどうするんですか?うちのエリアが近隣市ではなく、中央市の中継
アンテナの方を向いているのを受信対策センターさんは把握されていないんですか?」

受信対策センター「ちょっと個別のお宅の細かい事情までは・・・」

俺・・・「個別のお宅の問題ではないでしょう!各エリアの細かい事情を理解した上で
このような重要な通知を行うのがまず大前提でしょう?」

受信対策センター・・・「じゃぁお宅は工事されないと言う事でよろしいんですね。」
ガチャ・・と電話が切れる。

数日後、うちのご近所でアンテナの再工事をやられてしまった方が何名もいらした。
そうするとUHFアンテナはまったく逆の方向を向きほとんどのテレビ局の映りが悪く
なってしまってた・・・。
俺のクレームは何の役にも立たなかったという訳・・・。

ご近所はかわいそうなので、俺が屋根に登って、アンテナの向きを修正し、テレビ
やビデオの設定全てやってあげましたよ・・・。もちろん無償でね。

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2006年3月31日 (金)

”見えない子供”が表に出るとき・・・衝撃のドキュメンタリー映画「バス174(BUS 174)」

Bus174

ブラジルのリオ・デ・ジャネイロのという都市は情熱の象徴のような都市であるが、
この都市には表と裏がある。
どの国のどの都市にも表と裏はあるものだが、その裏の深度が途方も無く深く・・・
暗い。その暗闇が一体どこまでも広がっているのかさえも判らない。

僕がその深度を知るキッカケとなったのは・・・
2003年に公開された「シティ・オブ・ゴッド」という映画であった。
この映画史上に残る傑作が事実に基づいた物語である事を知ったとき、身震い
するような衝撃を受けた。
1960年代~80年代。『シティ・オブ・ゴッド(神の街)』と呼ばれるリオ・デ・ジャネイロ
の片隅の貧民街に住む少年たちが、生き残るためには、銃を手にするか、麻薬に
手を染めてしまうしか道が残されていないという悲しくも虚しい現実が鮮烈な映像
表現で描かれていた。
この映画の原作者パウロ・リンス自身が現実の体験者であり、映画の語り部なの
だが、彼は『神の街』で唯一、持ち堪えられた人物であった。

そして現代のリオ。
ストリート・チルドレンが溢れ、生き残るためには同様に犯罪に手を染めなくては
ならない。『ならない』・・・こう言い切ってしまえる虚しさが続いている。

ドキュメンタリー映画「バス174(BUS 174)」で描かれている直接の事件はリオ
で発生したバス・ジャックなのだが、監督や製作者が本当に描きたかったのは
この事件の背景にあるリオの深く、悲しい暗部である。

2000年6月12日、リオの174路線のバスに乗った青年・・・
サンドロは拳銃を手に11名の乗客を人質にする。

その模様は、まず市内に設置されていた防犯カメラが捕らえていた。
そして、警察、メディアと聴衆を巻き込みながら事件は推移するのだが、その有様
をメディアのカメラが四方八方、一部始終、切り取ってみせる。

だが、警察もメディアもサンドロの意図を掴みきれない・・・
確かに彼には複数の犯罪歴もあり、脱獄囚でもあったが、金を要求する訳でもない。
「銃と手榴弾を渡さないと人質を殺す!」
人質に銃口を向けながら、悲鳴のようにただ叫び続ける。

この事件をリアルタイムでテレビで観たブラジルの人々のほとんどがこう思った筈だ。
「イカレタ奴がどこから湧き出て来てしまった。」

確かに表面的な行動を見ているとイカレタ奴としか思えない。
いつ人質に手が掛けられるか判らない。こんな奴はすぐに射殺すべきだ・・・。
ブラジルにいて生中継でテレビを見てれば、私もそう思ったかもしれない。

事件を中継した様々なビデオ素材が劇中に流れるが、犯人のサンドロはあまりにも
不用意で隙が多すぎる。当然、警察にとって、狙撃のチャンスは何度も訪れるのだが、
警察は何故か狙撃や突入を強行しない。
メディアがリアルタイムで映し出している事件であるがため、凄惨な『射殺シーン』
なんぞが流れてしまったら大統領選を直前に控えた政府筋にとっては大きなイメージ・
ダウンになる。もし、誤って人質にでも被害が及んだら、それこそ取り返しがつかなく
なる。そう判断した政府筋は警察に圧力を掛ける。

そのような状況下、指揮系統さえも、どっち付かずの警察が翻弄されるなかサンドロが
突然、ある言葉を発する。

「映画じゃない!本物だぞ!・・・ビガリオでも殺しまくっていたな!カンデラリアには
俺もいた!イボネに聞け!」

カンデラリアというのはリオの・ダウンタウンにある教会の名称だ。
90年代前半、カンデラリア教会前の広場は、ストリート・チルドレンにとって数少ない
寝泊りできる場所であった。最初は少ない人数だったが、『神に祈る』しか道が無い
子供たちが自然と増えて行き、悲しい生活体が出来上がっていた。
サンドロも少年期、そこで寝泊りしているストリート・チルドレンの一人だった。
そう・・・彼は社会から”見えない子供”だったのだ。
イボネというのはカンデリア教会の前で寝泊りする子供たちのための施しを行って
いたソーシャルワーカーの女性の名前である。(劇中、彼女のインタビューもある。)

しかし、カンデリア教会の前でダンボールと汚れた毛布で、寝泊りしている子供たち
は常に危険にされられていた。彼らを『街のゴミ』としか考えない連中は道路の敷石
を彼らの頭の上に落とし、眠っている子供たちを虐殺した。

1993年7月さらに酷い事件が発生する。
子供たちが自分たちの面倒を見てくれているソーシャルワーカーの誕生日を
ささやかに祝った翌日の事だ。
既にシンナーやコカインに手を伸ばし、犯罪にも手も染めていた子供たちは、
警察とも度々イザコザを起こしていた。
そして事件の日、真夜中前後、2台の車が止まる・・・。
子供たちはいつも施しをしてくれるソーシャルワーカーがてっきり温かいスープ
を持ってきてくれたものだと思っていた。
だが・・・違った。
2台の車から降りてきた男たちはいきなり銃を乱射し、子供たちを虐殺した。
教会の前の路上は子供たちの血と肉片で塗れた。
サンドロはその修羅場の中を生き残っていた。
虐殺を行った人物の特定はできていないが、彼らとイザコザを起こしていた警察関係
者であったというのだ。
7人の子供が殺され、62人が生き残った・・・。
しかし、生き残った子供たちの内、39人がその後、殺害され、その他に行方不明と
なった子供が多くいた。

サンドロが叫んだ言葉はその虐殺事件のことを示していたのだ。

世間は”見えない子供”の死などどうでも良かった。虐殺事件後も彼らを無視した。
そして子供たちの生活体もバラバラになってしまう。
子供たちは生き延びるために、罪を犯しては名ばかりの少年刑務所や更正所に
入れられるた。だが、そこも地獄であった。更正教育など何もなされない、暴力に
よる子供たちへの虐待が蔓延っていた。

サンドロは『濡れネズミ』と呼ばれるスラム街生まれ、6歳まで育った。
だが、大切な母親が三人の男たちに目の前で惨殺される。
その様の全て幼くして目撃してしまったサンドロは母の葬儀も避けるほど、心の奥
深く、大きな傷を負ってしまう。彼には父親もいなければ祖父母もいない。
叔母(母の妹)のもとに暫く預けられるが、そこには彼の居場所は無かった。
孤児となった彼は叔母の家を出てストリート・チルドレンとなってしまう。

そんなサンドロにも手を差し伸ばしてあげようとする良心ある人もいたが、彼の
心の大きな傷を癒す事はできなかった。読み書きすらできないサンドロのような
人間を受け入れる社会は表には存在しない。裏の社会を生きるしかない。
そして彼は再び罪を犯す。そして、豚箱よりも酷い留置所に入れられる。
しかし、同じ留置所にいた男が、留置所のカギを盗みことに成功する。同じ留置所
のメンバーと一緒にサンドロも脱獄する。

”見えない子供”であったサンドロが社会の人々前に姿を現した時、彼は、
バス・ジャック犯となっていた。既に年齢も20歳を超えていた。

サンドロが何故、バス・ジャックを起こしたのかその理由は誰にも判らない。
しかし、彼が引き起こしたバス・ジャック事件は時間経過とともに意外な方向へ
動いて行く。

彼は『人質を殺す』と叫んではいたが、実は誰一人、殺すつもりも無かったような
のだ。学生と老人を釈放した後、彼は人質に大げさに怯えるよう指示を行い、
演技をさせていた。
バスの中で、実際に女性を射殺すると言って銃を発砲して見せるのだが、実は
誰も撃ってなどいなかった。
その時も、あたかも誰かが撃たれたかのように、人質に派手な演技をさせている。
その事は人質たちが証言している。
サンドロはこれまでの多くの犯罪を犯してはいたが、人に手を掛けた事も一度も
無かった。また、ほとんどの人質が当初こそ彼を恐れていたものの、彼の殺意を
感じなくなっていた。人質の女性の一人は彼に向かって穏やかに声を掛けている。
「これから大変なのは、助かるかもしれない私たちより、あなたの方よ・・・。」
(このような状況は犯人と人質間に生まれる妙な共同意識、『ストックホルム症
候群』の一種と見る向きもあるだろうが、人質になった人々のインタビューを見ると
単純にそうは思えない。警察側に対する罵声を浴びせるような態度はあくまでも
外向けのパフォーマンスでしかなく、彼が実際にバス内部の人質だけに判るよう
に話している内容は冷静で落差があまりにも大きいのだ。その落差が症候群に
陥る可能性もあるのだが・・・))

彼は”見えない子供”たちの代弁者にしか過ぎな筈だった・・・。
・・・事件がそのまま終わっていれば。

だが、事態は最悪の結果を招いてしまう。それも信じられないような事態だ。

人質の中で一人だけパニックに陥った若い女性がいた。名前はジェイーザ。
他の人質も「彼はあなたを殺さない」と
サンドロは何を思ったのか、自分が狙撃される可能性があると判っているのに、
そのパニックに陥った女性に「散歩に行こう」と声を掛けて、彼女に銃口を向け
ながら一緒にバスの外に出る。

外に出て警察に包囲され、説得され、諦めて、全てが終わる筈だった。

サンドロとジェイーザはバスの外に出て、人質解放の交渉の陣頭指揮に立って
いたペンチアード警視正の前に立つ。

だが、バス・ジャック事件の対応に当たっていた、警察側には大きな問題があった。
警察側はエリート特殊部隊員を除けば、まともな訓練も受けた事が無ければ、
装備も不十分、通信手段さえ使えない寄せ集めの烏合の集団でしかなかった。

烏合の集の、一人の警官が無謀にも、突如、飛び出して来て銃口を向ける。
サンドロとジェイーザの目前で2発発砲する。
しかし、30センチ以内という至近距離であったのに、ミスを犯し、弾はサンドロには
一発も命中しない。
サンドロは避けながら倒れ込む際、ジェイーザに向けていた銃口のトリガーを弾い
てしまう。
何発かの銃声・・・。

騒然とする現場!警察もメディアも野次馬も入り乱れる。
ジェイーザの体には4発の弾丸が打ち込まれていた。
サンドロは警察に銃口を向ける余裕は無く、弱者のジェイーザを撃ってしまう。
だが、なんと驚くべき事はジェイーザを撃った4発の弾の内、1発は警察の放った
弾であったのだ。それも頭部を撃たれた弾だ・・・。

ジェイーザは20歳でこの世を去った。
仕事に向かう途中のバスに乗っただけなのに・・・。

だが、事件はまだ驚くべき展開を見せる。

聴衆の怒号と罵声が飛び交う中、サンドロはほとんど無傷で逮捕された。
そして、護送用のパトカーに乗せられた・・・。
サンドロはその中で処刑された・・・。
警察官に首を絞められ殺された。
警察官たちの罪も問われたが、陪審員が無罪にした。
そしてまた、リオの警察官へと戻って行った。

サンドロの人生にどんな背景があろうと彼が犯した罪は決して許されるもの
ではない。
だが、この虚しさはなんだ・・・。

映画の冒頭、海側からリオの美しい風景が映し出される。
丘の上に並び立つ瀟洒な家並み・・・
だが、突如、その美しい丘が途切れる・・・絶壁の下に広がる奈落を映し
出す。
奈落の底には捨てられたガラクタの積み木のような家が犇いている・・・。
『濡れネズミ』・・・そこがサンドロたちが生まれた場所。
その暫く先には・・・また整備された街並みが広がっている。

映画のラスト、サンドロの遺体の入った安っぽい棺はガラクタの積み木に
しか見えない不揃いの小さい十字架が乱立した墓地に捨てられるように
埋葬される。
彼の埋葬に立ち会ったのは、ほんの一時期、彼に手を差し伸べてくれた
老婆がたった一人。
サンドロはその老婆に語っていた。

”働いて、家族を作るのが夢”

こんな悲しい夢があるか・・・。

今、この世界に確かに存在している”見えない子供”『ストリート・チルドレン』
の数はユニセフでさえまったく把握できない状況が続いている。
数は減少するどころか、年々増加の一途を辿っていると言われている。

平和ボケ日本にこの映画の背景にあるものの闇の深さがどれ程、人々の
心に届くのかどうか、正直言ってよく判らない。
多分、ほとんどの人々が遠い国の関係ない不幸な出来事といった認識では
ないだろうか?
だが、忘れてはならない”見えない子供”を作っているのに、我国も間違いなく
間接的であれ、関与しているのを・・・。そしてそれが誰なのかを・・・。
我々、『一般市民』である事を。

■映画作品情報
タイトル:「バス174(BUS 174)」
監督:ジョゼ・パジーリャ
共同監督・編集:フェリッピ・ラセルダ
製作:ジョゼ・パジーリャ、マルコス・プラード 共同製作:ホドリゴ・ピメンチウ、
撮影:セーザル・モラエス、マルセロ・グル
音楽:ヤン・サウダーニャ、アロイージオ・コンパッソ リサーチ:ジョルジ・アウヴィス、
    フェルナンダ・カルドーゾ
制作年:2002年/ブラジル 上映時間(本編):119min
配給:アニープラネット、提供:アスミック・エース エンタテインメント 

■バス174公式サイト
http://www.bus174.jp/
私が敬愛するドキュメンタリー作家であり、ジャーナリストでもある森達也氏もこの
に寄稿されていた。流石だ!

■AmazonDVD販売サイト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000CFWOQG/

Bus174_dvd

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2006年3月27日 (月)

『玄界プルサーマル』佐賀県同意で見えること

3月26日日曜日、佐賀県古川康県知事と佐賀県玄海町の寺田司町長は
佐賀県玄海町に実施計画のあった九州電力玄海原発3号機のプルサーマル
計画を九州電力との安全協定に基づき実施を了解する文書を九州電力社長
松尾新吾氏に手渡した。

『プルサーマル計画』の事を皆さんどれ程、ご存知であろうか?
原子力発電に関わる計画で在るという事は判っても、そもそも『プルサーマル』
自体が何であるのかを現在の日本社会において理解されている方はどれくらい
いるのであろうか?

『プルサーマル』の定義
〔和 plutonium+thermal+use〕プルトニウムを軽水炉の燃料として利用すること。
プルトニウムの利用効率が低く、高速増殖炉が実用化するまでの過渡的なもの。

『プルサーマル計画』とは・・・
日本国が安定なエネルギー資源確保のための一環として、原子力発電所の使用
済み核燃料を国内で再処理し、燃料として加工して用いる核燃料サイクル政策を
国が推進している。再処理で回収されたプルトニウムをウランと加工したMOXと
呼ばれる混合酸化物燃料を軽水炉原子力発電で使用するのが『プルサーマル』
である。『プルサーマル』という言葉自体はプルトニウム(plutonium)とサーマル
(thermal)リアクター(軽水炉)をあわせた造語である。『プルサーマル』はプルト
ニウムの利用策で、日本国政府が本来推進を進めたい高速増殖炉は、事故など
(『原型炉もんじゅ』の事故、関電のMOX燃料データ検査結果捏造、東電の原発
トラブル隠し・・・など)で実用化のメドが立っていない。
ここ暫くはこの『プルサーマル』が核燃料サイクルの中心になると考えられている。

現在、使用済み核燃料の再処理工場は青森県六ヶ所村にあり、試運転が
開始されている状況にある。
ここで再処理された核燃料が佐賀県玄海町の九州電力玄海原発3号機で
利用されることになるのだ。

佐賀県知事、佐賀県玄海町町長、九州電力は今回の文書で2010年までに
実施するとしている。
一応、佐賀県知事古川氏は九州電力に重大な事故や不正があった場合は、
見直しがあるとしているが、佐賀県の見解としては『安全性が確保された』
との判断を下している。
だが、この『安全性の確保された』基準が何なのかはほとんど定かにされて
いない。

事態を大きく動かしたのには二階俊博経済産業大臣の・・・
「安全面確保に全力を尽くす。交付金を新たに創設し、支援を行う。」
この言葉である。
佐賀県県議会、玄海町寺田町長と、玄海町町議会、並びに地元地域振興を
願う一派はこの言葉で動いたと言っても過言でないであろう。
ここで最も問題なのは、二階経済産業相の言葉に確かに『安全』という言葉が
出てきているが、それは決して『安全性の確保』が保証されている訳ではない。
最も優先されているのは『地域振興の財源を得られること』の方だ。

都心部に住んでいると、地方の原発の事など所詮、他人事に過ぎないが、
不況に喘ぎ、少しでも財源を確保したい地方都市は、お金を頂く換わりに
『大きなリスク』を抱えるしか無いのだ・・・。
(ここでいう『大きなリスク』はもちろん事故による放射能汚染のことを示す。)

沖縄の普天間米軍基地移設問題しかり、これが地方の悲しい現実・・・。

九州電力の次は四国電力。中部電力や中国電力も許認可と地元自治体への
了解を既に求める動きを始めている。(2002年に原発トラブル隠しが発覚した
東電と04年美浜原発3号機による死傷事故を起こした関西電力は暫く事態の
推移を見るようである。)

ひとつが通れば、『なし崩し的』に物事が通ってしまうこの国の体制が気に
掛かるところではるが、一番の責任は我々自身にあることを忘れてはならない。

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2006年3月26日 (日)

中身の無いITとネットワークビジネスで人々を陥れる企業「ユナイテッド・パワー」

序文:
まず、最初に言っておきます。
このブログ記事は@niftyから削除依頼が来るかもしれない記事です。
ただ、私としては誹謗中傷ではなく事実をお伝えしたい、真面目に日々の仕事を
されている人々が被害を受けないで欲しいという思いでこの記事を書く事にしました。
過去、ブログ(@niftyココログ以外のブログも含む)でこの件に触れた人々で、幾人か
ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)より削除依頼されたという事実があります。

本文:
リンクなど貼りたくもないが・・・
http://www.unitedpower.co.jp/

上記の「ユナイテッド・パワー株式会社(略称:UPS)」という会社をご存知だろうか?

ユナイテッド・シネマやユナイテッド航空とはなんら一切の関係は無い。
UPSの本社は東京にあるのだが、地方の方のほうがご存知なのではないか
と思う。(ちなみに『UPS』と言っても無停電電源装置は売ってませんしので(笑))

この会社は実情の伴わないITとネットワーク・ビジネスというキーワードで、真面目
に生活を営んで来た方々を既に数多く陥れている。
世間でMLM(マルチ・レベル・マーケティング(Multi- Level Marketing))とも呼ばれる
商売手法で利益を追求している会社だ。
ここで言う『ネットワーク・ビジネス』という言葉はインターネットを利用したビジネスの
事を言っているのでは無い。
人と人を繋いで儲けるという意味で『ネットワーク』という言葉を使っている。

ここの主たる商材はインターネット用セットトップボックス(STB)と提供コンテンツに
ということになっている。

『セットトップボックス(STB)』
http://e-words.jp/w/E382BBE38383E38388E38388E38383E38397E3839CE38383E382AFE382B9.html

しかし、現実にこの商品の販売や提供コンテンツで上げている利益はほとんど無い
に等しい。
親になる人がまずUPSに40万円~50万円を支払い代理店契約を結ぶ。
そして親は子を見つける。子は同様に40万円~50万円を支払う。
子を紹介した親にはキックバックを払う。子はキックバックを得るため孫を探さなくては
ならない。典型的なマルチ商法だ。

ただ、やっかいなのは、ITが何なのかをほとんど理解していない人たちを親や子
にしていることだ。そして、その人たちに・・・
『ITにまったく触れた事の無いお年寄りや家庭の主婦などにIT関連の商材を売って、
ITの恩恵を受けさせあげましょう!お金も儲かるし、社会貢献もできますよ!』
・・・というところにある。
これでITが何たるかが理解できておらず、素直に人の意見を受け入れる体質の人々
が完全に陥ってしまう仕組みが出来てしまっているのだ。

セットトップボックス(STB)の言葉の定義は上記の通り・・・
『お手持ちのテレビに繋いで、様々なサービスを受けることができる便利そうな箱』
なのであるが・・・インターネット用となると話は変わる。
10年近くも前に様々な企業がチャレンジして(それこそ名のある企業もベンチャーも)、
大失敗した。

「ユナイテッド・パワー」という会社はインターネット用セットトップボックス(STB)には
『これから』(これからですよ!)百数十兆円の市場があると謳っているのだ。
百数十億でもビックリなのに百数十兆円・・・。どこにそんなパイがあるというのだ。
そう言うと、彼らはITに触れた事の無い全ての人々がパイだと無茶を言う。
百歩譲って、いや百数十兆歩譲って、ITに全く触れたことのない人々が使える素晴
らしいSTBが将来的に開発できたとする・・・。
だが、その前に今の商材の現実を見てくれ!商品は韓国で作られている。

「ユナイテッド・パワー」社のSTB『楽市.Net』の仕様
http://www.unitedpower.co.jp/rakuichi_spec.html
『楽市.Net』の価格
http://www.oceannet.biz/rakuichi/index1.htm
販売価格94,290円(税別89,800円)だそうです。
上記仕様でこの無謀な価格・・・。
2006年秋には『凄い』(何が凄いのかにはまったく触れていない)新機能を搭載
したセットトップボックスも発売予定だそうで・・・。
(セミナーでもらった貧相なチラシに赤インクで『2006年秋新機種完成予定!』印が
あったよー。セミナーに参加した理由と顛末は下記参照。)

『up.net(ユーピ-ドットネット)』という(以前はというups-2001という名称で販売。)
STBも販売している。
up.net(ユーピ-ドットネット)の仕様
http://www.unitedpower.co.jp/upnet_top.html
これが『世界最先端技術を結集させた端末機』だそうだ。

任天堂のNINTENDO DSやSCEのPSPと言った(まともな)商品が爆発的に売れて
いるこの時代にですよ。信じられますか?
(NINTENDO DS(Lite)やPSPは確かにSTBではないので、比較対象とするには
どうかと思ったが、携帯端末機がここまでユーザーにとって使い易く、高性能、
多機能に大きく発展しているのに、能無し場所取り高額箱と比較すれば一般の
方には判り易いと思ったのでこのような比較を行った。)

ユナイテッド・パワーがサービスしているポータルサイト『楽市』。
http://www.rakuichi-net.jp/
ちなみに『楽天』の『楽天市場』とは何の関係も無い。
また、カシオ製事務処理専用機器『楽市』とも何の関係もない。

実際に地方都市でユナイテッド・パワーの『セミナー』に参加してみた。
参加したのには理由がある。
知り合いになったAさんが、ユナイテッド・パワーに嵌まり込んでしまっていたからだ。
本当にこれまでご夫婦で真面目に働いてきた方だ。
別のまっとうな仕事でしっかりとした生活基盤を作られているのに、嵌ってしまった。
しかし、その方にはITが何たるか・・・いやPCの知識さえほとんどない。

セミナー参加者は私より上の年齢層(50歳代前後)と20歳代前半の人々がほとんど。
セミナーが始まる前に俺の前に座っていたおばさんが満面の笑みを浮かべ・・・
「社長さんが成功される前のお若い頃、ご苦労されていた時代の写真でーす!」
ズッコケましたよ。久し振り。
写真は・・・
サングラス掛けて車に乗ってポーズ付けてる若かりし頃の社長:三宅國秀氏。
その他、社長さんの様々なポーズ写真と社長さんを中心に盛り上がっている何だか
訳のわからない宴席の写真がぎっしり・・・。
苦笑いして後ろの人に渡す・・・俺。
セミナーの場所は地元では最も有名で、最新設備を備えた公共施設の広い会議室。

午後7:00にセミナー開始。
20歳代の人のよさそうな兄ちゃんが司会。異常なまでのテンション。

「今日はユナイテッド・パワーCOO梅沢良成氏さんと船井幸雄さんのコラボ・コンサート
に、よーこそいらっしゃいましたぁ!今日はセミナーではなくてコンサートですからねー!」
(船井幸雄氏なる人がどういう人かはググって下さいナ。)
それはそうと・・・司会の兄ちゃん。自分の会社の社長やCOOを紹介する際、普通の
企業は呼捨てにするものなのですよ。「弊社、COO梅沢を紹介申し上げます」と。

開始から5分・・・社長さんの事とと本日セミナーをするCOO(chief operating officer/
最高執行責任者)梅沢氏の事を兎に角褒めちぎるだけの司会が続いた・・・。

「それでは、ユナイテッド・パワーのCOO梅沢良成さんのご登場です!」
入場曲が流れる。COOさんと入場曲のタイミングが全然合わない。
取り敢えずタイミングがずれたことを『まくら』にして梅沢氏の『コンサート』が開始。

COO梅沢氏のお言葉。
「これから時代は年収250万~300万の下流社会に突入しますよ!あなたはこのまま
下に居ますか?それとも上へ上がりたいですか?もちろん上へ上がりたいですよねー!
皆さん上へ上がりたいからこの場所へ来たんですよねー!そうでない方はここから
出て行って下さい!そんな馬鹿な人はいませんよーね!そんな人は廃人です!」

思っていた通りの・・・展開。
始まって10分ぐらいで「出て行け!」と言われたので出て行こうかと思ったが、ここで
よっぽど出て行こうかと思ったが少しでも実情を知るため取り敢えず我慢・・・。

『ビミョー(微妙)』と言う言葉がSTBを開発している韓国でものすごーく受けたそうだ。
会場は大爆笑・・・私一人が笑っていない・・・。だって可笑しくないんですもの。
それなのにもう会場は100名ぐらいで盛り上がっている・・・。
マルチ商法のセミナーの典型的なパターンだ。

これを機会に儲け話に乗らないと、地獄に落ちるかのような話が延々と続いた。
この場所に来ている人々のほとんどが既に洗脳作業が完了している様子。
マルチの親に近い立場で、既に儲けを上げた人々が存在しているのは事実なのだが、
親が儲けた話ばかりで、マルチの子や孫がどうなるのかには一切触れない。
案の定、セミナー(コンサート)が始まって30分過ぎても事業説明もなければ商材説明
もなされない・・・。
まぁ、ほぼ洗脳完了済みなので今更説明してもねえ。

COOさんは一旦、壇上から去る。
これから船井氏の『ありがたいインタビュー・ビデオ』を流すために・・・。
ビデオの内容は詳細に説明すると意味不明になる。
簡単に説明すると・・・『僕は成功しました凄いでしょう』という内容。
小1時間経過・・・。

もう・・・我慢できません。
ひとりで退場です。
周りは驚嘆の眼差しで僕を見詰めます。
『あなたは下流社会に居たいの?廃人なのね。』とでも言いたげな眼差しで・・・

もう無理だろうとは思いつつ、知り合いのAさんとは後日、お話をした・・・

Aさん「僕らのことをオウムと変わらないと思っておられるでしょう?」
俺「洗脳には、真面目な方ほどに嵌ってしまうんです。」
Aさん「僕らはそう思われても構いませんよ!僕はもう会社側の人間ですから
数年後の結果を見て下さい!」
俺「数年後は無いですよ。せっかくの今の生活基盤があるのだから・・・」
Aさん「いえ、私は信じておりますし、社長やCOOと直接お話をさせて頂いて
おりますから何の問題もありませんよ。昨日だって夜中3時までCOOと話を
してますから。それに勉強会も何度も行っていますし。」
俺「何時間、話をしたかなんてまったく関係ありませんよ。勉強会も商材の
位置付けや市場の現状把握を本当に行っていますか?ネットワーク・ビジネス
でどうすれば人を惹きつけられるかの勉強しかしてないんじゃないんですか?」
Aさん「あなたには判って頂けないのようですね」
俺「判る、判らないの問題じゃないんです。僕らの両親世代のほとんどが、ITに
対しての知識も免疫もありません。そういう人々にこのような意味の無い高額な
商品を売って欲しくないと言っているんです。」
Aさん「買う、買わないはその人たちが、判断する事でしょ。あなたにとやかく
言われる筋合いは無い。」

こんな、会話が暫く続いた。UPS社のSTBがいかに貧相なのに高額であるか。
UPS社の行っているセミナーがマルチ商法の典型的なパターンであること。
STBにUPS社が言うような市場はまったく存在しないこと・・・などなど具体的な
ところまでも説明しましたが、やっぱり、素人に洗脳を解くのは無理でした。
残念ですが、Aさんとはそれっきりご縁を切りました。

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2006年3月 5日 (日)

ケツの青い民主党の尻拭いを引き受けた渡部恒三の男気?

東大出の官僚上がりだけど『真性バカ』のおかげで、結束力も薄く、途方も無く脇が
甘い事を世間に見せ付けてしまった民主党。

これじゃ野党第一党としての役割を果たす事は暫くできない。
バカバカしい質疑の間にまともな審議もされることなく、予算も自公の数の論理で
難なく通過してしまった。
前原代表&鳩山幹事長は小泉の任期中はキンタマ握られたまま、いや、下手したら
その後も好き勝手放題やられる訳だ。

我々、国民も本当にバカだったと今は諦め気分の人が多くなっている。

しかし、民主党にとって最悪の状況の中で唯一の救いは渡部恒三という老人が
責任を押し付けて逃げ回るケツの青い連中の変わりに国体委員長を引き受けて
くれた事かもしれない。

近年、社会の至る所で、老害ばかりが叫ばれていたが、こういう時はやっぱり経験や
顔が利く事が最も大事になるようだ。

自民党時代はノラリクラリ。こんなズーズー弁のおっさんでも議員さんが出来るのかと
変なところで親近感を感じるような不思議な存在であったが、こういう時期に国体委員
長を引き受けるとは、このおっさん中々男気があるではないか・・・。

一瞬・・・そう思いそうになることろだが、イヤイヤこのジイさんの事。
ちゃーんと計算ずくの筈。
自民党でも国体委員長の経験あり、当たりや口調は穏やかでも実は百戦錬磨。
ちゃーんと自分のキャラの打ち出し方や立ち位置もタイミングもよーく判っていらっしゃる。
だからこそ引き受けたのだ。
民主党のケツ青い連中も、まずはこんなジイさんたちから生き残りの処方を学ぶことが
必要だと言う事か・・・・。

政治の世界は一筋縄ではいかないのだ。
東大エリート官僚バカではやっていけないのだよん!

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2006年2月 9日 (木)

立花隆氏が語ったロッキード事件総括とライブドア問題

2006年2月7日衆議院予算委員会に於いて、
民主党の細川律夫議員がエイチ・エス証券:野口英昭副社長死亡の件に
関して・・・
「捜査をし直す必要があるのではないか?」
との質疑を行った。
これに対し、国家公安委員会委員長・沓掛大臣と警察庁刑事局・縄田刑事
局長は・・・
「現場の状況、関係者の供述から犯罪に起因するものではない」
と答弁し、公安・警察筋の見解としては完全に事件性を否定した。

真実はどこにあるのか・・・・。
東京地検特捜部はいったい何を追おうとしているのか?
噂されるようなアンタッチャブルな巨悪は本当に存在するのか?

過去、ジャーナリストである立花隆氏は田中角栄の金脈政治について綿密
かつ詳細な取材を行い、彼が発表した記事によって、田中角栄内閣を退陣
するまで追い込んだ。
その後、ロッキード事件に於いて、田中角栄は贈収賄容疑で逮捕される
ことになった。

その立花隆氏が2006年2月3日海外特派員協会会見にて、ロッキード事件
と一連のライブドア問題について言及した。
その部分を彼の語り口そのまま、下記に掲載しておく。

まずロッキード事件から30年の総括として語った部分から・・・。

「(前談略)・・・ロッキード事件の謎はどこまで暴かれたのかと言う事ですが、
ロッキード事件の総体を100とすれば、おそらく50%ぐらいしか暴かれなかった。
(中略)・・・実は全然判らなかったことの方が遥かに大きかった。金の流れ
ひとつとっても、あのロッキード事件は基本的に丸紅ルートと児玉ルートと
小佐野ルートと3つがあった訳ですけども、事件として法廷に出て立件される
ところまで持っていけたのは唯一丸紅ルートだけです。金の額をとっても児玉
ルートの児玉領収書の金というのは約57億あります。それに対して丸紅ルート
は田中側が懐に入れた5億円を入れても全部で6億2千万しかありません。
小佐野ルートは金額の総体すらよく判らない。児玉領収書の分は基本的に
まったく判らなかった訳です。判ったのは丸紅ルートの特に田中の部分な訳です。
それで僕はある時、ロッキード事件全体を評価してですね、牛1頭分の疑惑が
極上のビーフステーキ1枚に化けた。もちろん極上のビーフステーキってのは
田中のことです。それをそうさせたのが何であったかと言うのは、それぞれの
金の前に立ち塞がっていたブラック社会のプロの連中の口の堅さです。皆さん
相当ご存知のように相当部分の不可解な部分は所謂ブラックの社会の部分で
ありまして、それにカバーされてよく判らない事件というのが日本でよく起きて
真相究明もどっかで止まっちゃうという事がある訳です。」

そのすぐ後に立花氏はライブドア問題に言及した・・・。

「問題のライブドア事件も明らかにそのはじっこと言いますか、まだ見えない
本体部分の相当部分があのブラック社会の中にある訳です。ですから解明の
困難さもまさにそこにある訳です。一体、この事件がどういう形でこの先弾け
て行くか今は明確に見えません。でも明らかに言える事は、ひとつは野口
というかつてのライブドアの幹部で、沖縄のホテルで怪死した人物の死。
これは週刊文春とか週刊ポストが非常に詳しく報じています。これは、そういう
週刊誌お好きでない方がいらしたらお読みになることを是非お勧めしますが、
読んだとたんに自殺ではあり得ないという事がすぐ判ります。殺し方がまったく
異常です。あれだけの殺し方をしたのは完全にプロです。つまり、プロを使った
ブラックな社会がその背後に居るということです。このライブドア問題の全ての
背後に大きな闇が実はずっと前から拡がっているんです。僕は去年の4月辺り
のニホン放送(ママ)、フジテレビ、あの辺りから、Webで日経BPというページが
ありまして、そこでこの問題をかなり書いてます。で、その最初の辺りで、その
ブラックの問題を相当書きました。それを書くにあたってですね僕は当時出て
いましたいわゆるホリエモンというモノを全部買って、全部読んで、その中に
所々、彼の個人史が書いてある訳です。それを全部拾い出していくとですね。
彼が明らかにある時期、ブラック社会とお金の繋がりを持たざろう得なかったと
いう事が出てくる訳です。非常に若い時期に、つまり、ライブドアの前の会社の
時代ですが、彼はどうしても5億円のお金が必要になる訳です。その5億円を
そういう筋から借金するわけです。それでその5億円をそういう筋から借金した
ためにその後の自分の人生がどれほど大変だったかを書いているんです。僕は
そういう事を引用して書いたらですね、その後、ホリエモンというのは今でも本屋
に行けばあります。しかし、今、本屋に並んでいるホリエモンを買っても、そう
いう件は一切ありません。それはその後そういう噂がドンドン僕のページなん
かも関係してますけども、ドンドン拡がっていくにつれて新しい版が出る毎に
全部ブラック社会との関係を少しでも臭わせる部分は全部消して行ったんです。
だから今は一切消えてます。しかし、古いものを手に入れて読むと、そこが
はっきり書かれています。その後、ホリエがどういうブラック社会との関係を
保って、特に経済的な面で保って行ったか、明らかには判りません。しかし、
常識の問題として非常に若い時期に5億円の借金をそういう社会に負って
しまったら、ましてその後、大金持ちになったらですよ、しかも、大金持ちに
なるためのスキームがまさにそのブラックのお金を呼び込んで彼らを儲けさせ
つつ会社を膨らませるというそういう筋道をおそらくは辿ったに違いない、その
接点がまさに野口が死なざろうえなかった投資事業組合の問題です。
今、その検察が100人の体制で何をやっているかという問題ですが、それは
この事件がこれからどう弾けるかの問題ですが、ひとつは投資事業組合の
問題です。これはもう既に5つも6つもあると判って、その資金転がしを海外の
金融機関を通じて、もう訳が判らない凄い事をやっているということまでは判っ
ています。それを今、全部辿っている筈です。基本的に投資事業組合はブラック
の世界のマネーロンダリング装置として働いていた可能性が高い訳でして、そこ
を突っ込んで行くことで、まさに検察があのロッキード事件では敗退してしまった
あのブラックの社会の向こう側の構造に今、相当踏み込むその可能性があるから
こそロッキード事件以来の捜査体制をひとつはとっているんだと思います。
もうひとつのこの事件の弾け方は、さっき言いましたように野口氏の怪死事件
から既に犯人の相当部分まで当局は迫っているに違いないんですが、ただ、
それが海外から来ている職業的な殺し屋の場合にはそこが本当に弾けるか
どうかが判りません。そういう弾け方がひとつと、もうひとつはマネーロンダリング
装置を使ってですね、ある時ホリエが政界人にも儲けさせてやろうと考えたり
する、あるいは親しい経済人にも儲けさせようと考えたりするという事があった
とするとですね、ということがあったとするとこれはリクルート事件的な展開の
仕方もありえます。今のところは何とも言えませんけども、ただこれが日本の
犯罪史上の歴史に名を残すような非常に大きな事件になることだけは間違い
ないと思います。だからこそ、3ヶ月も前からこの内偵が続いて、今こういう100人
体制でやっている、しかもそのトップにいるのがロッキード生え抜きの検事総長
だと言う事ですね・・・・」

以上である。
ライブドア問題に関する立花氏の話は現時点では氏の経験値による憶測の域
によるものも多分に含んではいるが、堀江氏とその背景にあるものに関する
研究は氏のこれまでの様々な著書と同様に深く進行しているように私には
思われる。
ただ2月3日時点では沖縄県警による再捜査が行われていると、思われて
いた野口氏の怪死に対しては公安と警察側の捜査は打ち切られてしまった。
東京地検特捜部はこの事態をどう考えているのだろうか?

立花氏の言葉を借りるならば、特捜部は『事件の弾ける大きな道筋のひとつ』
を失ったと、臍を噛む思いなのだろうか?

そもそも、この国の暗部とは何なのだろう?

メディアも、企業も、公安も、警察も、検察も、政府も、国会も、時として司法
さえも・・・信じられないこの国の社会。そんなものは社会と呼べるのだろうか?

今、この国には正義が無い。

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